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No.1358 『後妻業の女』
No1358 『後妻業の女』

2016年制作 邦
監督:鶴橋 康夫

≪キャッチコピー≫
『あなたの愛とお金、
    ねらわれてませんか?』

≪ストーリー≫
妻に先立たれた中瀬耕造(津川雅彦)は、婚活パーティーで年下の女性・小夜子(大竹しのぶ)と出会う。やがて病に倒れた耕造は他界し、後妻におさまった小夜子から公式証書遺言状を見せられた娘の中瀬朋美(尾野真千子)は、遺産は全て小夜子に渡り遺族には一切残らないと知らされる。父の死に疑念を抱く朋美は探偵の本多(永瀬正敏)を雇い、小夜子の身辺を調査するが……。

≪感想≫
「○○の女」と言えば、故伊丹十三監督の、
「マルサの女」「ミンボーの女」「スーパーの女」等々。

本作を前情報無しで鑑賞したので、その手の作品なのかな、
なんて思ったのだがちょっと違ったようで。

まぁ、僕は伊丹作品は昔、ながらで鑑賞したぐらいなので、そこまで
詳しいわけではないですが・・・(苦笑)

本作は、ちょっとコメディタッチでサスペンス的な作風でした。

良かった所。

俳優さん達が良かった。

まずは悪党コンビの大竹しのぶさんと豊川悦司さん。
こいつらがまぁ憎たらしい事この上ない。
特に大竹しのぶ演じる武内 小夜子のクソババァっぷりったるやもう。
目的を遂行した後(旦那が亡くなった)の娘達に対する
態度の豹変は凄まじかったです。
観ながら
「こいつ、絶対に不幸になってくれぇ!!!」
なんて思っていましたもん(笑)
本当にいやぁな奴でした。

ただね・・・。

ちょっと、物足りなかったのが、この小夜子がなんでここまで強欲になったのか
そこまで踏み込んで描かれていなかったんですよね。

少し気になったな。

この理由が描かれていたら違った見え方になったのかもなぁって。

豊川悦司演じる柏木 亨もまたやなやつで。
小夜子には少し劣るが、それでも意地汚くって強欲なろくでなし。
この二人のキャラを見事に怪演されているから凄いなぁと改めて思いましたよ。

サブキャラ達も豪華。

僕的には永瀬 正敏演じる本多が良かったです。
最初はクールでアウトロー的な立ち振る舞いにシブいですねぇ・・・なんて思っていたら、
まさかのこいつもクズ野郎だったと言うオチ。
この本多の正体がバレ始めてからの展開はとっても良かったです。
面白さが加速していく感じでした。

他にも小夜子に騙される親父衆に津川雅彦や森本レオ、伊武雅刀等々。
中でも笑福亭鶴瓶は良い感じでした。
こいつも結局はクズなんかい!!なんてツッコミはおいといて、鶴瓶っぽいなぁ・・・みたいな。
とにかく、キャラクター達がほぼほぼクズ野郎だった所も不快なんだけど面白かったな。

これまた、ただね・・・。

一人だけ違和感のあったキャラが。

それは、小夜子の息子の博司(風間俊介)。
こいつがまた悪たれなんだけど、ちょっといききっていない感じがなんだか不完全燃焼。
行動、言動共にイマイチピンと来ないと言うか。
とにかくわめき散らしているんだけど、なんかダサいと言うかウザいと言うか。
ただのノイズにしか見えませんでした。
演じている俳優さんが見た目が綺麗というのもあったのかも。
ちょっとハマっていなかったかな・・・。

お話について。

後妻業の可否はおいといて、小夜子のやっている事って実は、一線を越えなければ
まぁ、良い事でもあるのかなと思ったり。
劇中でも語られていましたが、相手の夫が幸せのまま死んでしまえば、その人にとっては
安らかな訳で。
ただ、彼女の場合はそこに「人殺し」という犯罪が絡んでいるからタチが悪いってなもんで。
色恋については、当人通しの問題でもあるので実は、そこまで周りの家族やらは関係ないのかもなぁって。
お金が絡んでいるので、ちょっと何とも言えませんが、そんなこと思いました。

まぁ、どちらにせよ本作に出てくる人たちには関わりたくないですね(苦笑)

俯瞰で見ると、醜いったらありゃしない・・・。

そんなこんなで。

全体的にはホラータッチのサスペンスタッチのコメディタッチ。

俳優さん達も見応えあったし、十分に楽しませて頂きましたとさ。

≪点数≫
  6点
                                           (17.07.02鑑賞)

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No.1357 『イット・フォローズ』
No1357 『イット・フォローズ』
2014年制作 米
監督:デヴィッド・ロバート・ミッチェル

≪キャッチコピー≫
『“それ”は ずっとずっと憑いてくる』

≪ストーリー≫
ある男と熱い夜を過ごす19歳のジェイ(マイカ・モンロー)だったが、彼は突如として彼女を椅子に縛り付けて奇妙な告白をする。それは性行為をすることで、ほかの者には見えない異形を目にするようになり、彼らに捕まると殺されてしまう怪現象を相手にうつすことができるというものだった。さらに、その相手が異形に殺されたら怪現象は自身に戻ってくるという。信じられないジェイだったが……。

≪感想≫
ホラー映画。

謎の何かに追いかけられるという現象。
その「何か」は人間の形をしていて変幻自在で捕まったら殺されてしまうというルール。
速度はノロノロゾンビ並みなんだけど、どこへ逃げても「何か」は向かってくる。
それから逃れるためには他人と性行為をして移さなければいけない。

なるほど、見たことのない設定でフレッシュなホラー作品でした。

この「何か」は最後まで正体を明かさなかったんですが、この設定がなかなか怖くって。

徐々に近づいてくる感じとか、とても不気味で、拳銃で撃ったり、椅子で殴りかかっても、
当たっている感覚や視覚はあるのに全然ものともしない。

ただただ、不気味に近づいてくる。

ぞぞぞ・・・・って。

あと、本作ってちょっと映像もとても綺麗だったんですよね。
街並みや景色もガチャガチャしていなくて澄んでいるというか。
そこがまた、本作の世界観とマッチしていたのかなと。

さてさて。

気になるのが、つまるところ、この「何か」は一体何だったんだと。
一つ思ったのが、病気のメタファーか?なんて思ったりもしたんだけど・・・。
鑑賞後、いろいろ調べてみると、どうやら監督がその説は違うって
言ってしまったんだってさ。

なるほどねぇ・・・残念。

じゃあ、なんなんでしょう。

終わりかたもスッキリしないといえばスッキリしなかったし。

終わり方と言えば、あのあと彼女たちはどうなったのかな。

僕的には、あのヘナチョコ野郎のポールがすっごい好きだったので、
幸せになってほしいなぁと強く感じたり。

ヘナチョコポール目線で観ると、ちょっとこう、青春映画っぽさもあったかな。

好きな子がなかなか振り向いてくれないあのもどかしさが何ともね。

そう考えると。

ホラーと青春が上手い具合に融合された本作。

怖くって甘酸っぱい良作でしたとさ。

≪点数≫
  6点
                                           (17.06.28鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.1356 『ロブスター』
No1356 『ロブスター』

2015年制作 アイルランド/英/ギリシャ/仏/オランダ/米
監督:ヨルゴス・ランティモス

≪キャッチコピー≫
『ここでは、45日以内にパートナーを見つけなければ、
あなたは動物に変えられます――。』

≪ストーリー≫
独身者であれば身柄を確保され、とあるホテルへと送られる世界。そこでパートナーを45日以内に見つけなければ、自身が選んだ動物に姿を変えられて森に放たれてしまう。そのホテルにシングルになったデヴィッド(コリン・ファレル)が送られ、パートナー探しを強いられることに。期限となる45日目が迫る中、彼はホテルに充満する狂気に耐え切れず独身者たちが潜んでいる森へと逃げ込む。そこで心を奪われる相手に出会って恋に落ちるが、それは独身者たちが暮らす森ではタブーだった。

≪感想≫※大いにネタバレあり
なんともヘンテコな作品。

とある男が施設に入れられる。

45日間以内にパートナーを見つけられなければ、好きな生き物に変化
させられるとの事。
男はロブスターを選ぶ事になるが・・・。

私も独身貴族。

独身の僕には何とも痛いお話でした。

この世界では0か100かの世界。
一生、一人でいるのがいいんだという世界と、パートナーを作らないと
ダメダメだという世界。

この極端な世界観がデフォルメされているとはいえ、まぁそいう事なんだろうと。

物語の大オチ。

これもとても極端なお話で。
パートナーと添い遂げるという事は、同じ運命を、同じ思いを、同じ境遇にならなければ
ならないというお話。
彼は、盲目になった彼女のために自分も盲目になるためにトイレにて自分の目を傷付けにいく。
昔の僕ならこれを観て、何とも美しいお話だなんて思いそうなものですが・・・。

うーーーん、少しずれてんだよなぁって。
もし、一番に相手を思うのなら、盲目になった彼女の代わりに自分が
目となり支えてあげる事が一番なんじゃあないかって。

それとも、この世界、社会が、必ずパートナーは同一の世界観、環境を
持っていないといけない社会なのかな。

結構、そこを強く打ち出していたし。

それでも、もっと他のやり方もありそうなものですが。

だって、パートナーに同じ感性、感覚を求めるのってナンセンスだし、そんな人間なんて、
限りなくゼロに近い、いや、ゼロといっても良いでしょう。
だからこそ、たまに見つかる共通点とかに一喜一憂して、違う部分も擦り合わせて
擦り合わせて、共存していくんでしょう。


世界観、キャラクターも個性爆発でした。
本作の登場人物ってあえてなのでしょうが、感情が全然読み取れないんです。
全体的に無表情というか。
機械のような人間ばっかり。
そのなかで、人間の持つ普遍の感情である「愛情」を描く。
だからこそ、ヘンテコなんだけど余計に浮き彫りになるデーマ性。

これはこれで巧いのかなぁと。

演じた俳優さんたちは、何気に豪華。
コリン・ファースやレイチェル・ワイズ。
レア・セドゥ、ジョン・C・ライリーにベン・ウィショー。
僕的にはレア・セドゥがクールで良かったな。
性格はえげつなかったですが(苦笑)

とにもかくにも。

独身男には何気に痛い本作。
だけど、今後、パートナーを持つ事になる時がくれば、何となく本作の事は
思い出すのかなぁ。
パートナーだけでなく、他人との共存についてぼんやりと考えさせられる、
ヘンテコな良作でした。

≪点数≫
  7点
                                           (17.06.24鑑賞)
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No.1355 『ザ・ギフト』
No1355 『ザ・ギフト』

2015年制作 米
監督:ジョエル・エドガートン

≪キャッチコピー≫
『何度も届く、恐怖(ギフト)。』

≪ストーリー≫
転居先で幸せな生活を送っている夫婦サイモン(ジェイソン・ベイトマン)とロビン(レベッカ・ホール)の前に、サイモンの高校時代の同級生だというゴード(ジョエル・エドガートン)が現れる。再会を祝いゴードは1本のワインをプレゼントし、その後もたびたび二人を訪ねては贈り物をし続ける。次第にその内容がエスカレートしていき、二人が違和感を抱くようになると、周囲で異変が生じ……。

≪感想≫※ネタバレふんだんにあり

なるほど、ぞぞぞとこわぁい復讐劇に仕上がっておりました。

オチを書いてしまうと、カリフォルニアに引っ越してきた夫婦が
偶然、旦那の方の昔の友人と出くわす。
実はその友人が旦那によって人生を狂わせれていて、復讐を受けるっつーお話。

大オチは流石に書きませんが、色々と復讐を受けるこの夫がこれまた
すっご嫌な奴なんですよね。

だから、結構、復讐者を同情的に見ていたり。

だって、この夫。

昔のことなんて1ミリも反省していないし、むしろ、今もその上っ面の性格は
変わってもいない。
奥さんもよくこんなやつと結婚したなぁなんて・・・。
反省するチャンスだっていくらでもあろうに。

ここまで憎たらしいやつもなかなかいないんじゃあ。

だから大オチを知った瞬間、奥さんは完全なる被害者なので、なんとも申し訳ないですが、
旦那の方には
「やっぱりバチが当たったんじゃい!!」
なんて思ったり。

とにかく、いじめはいかん!!

無意識だったのなら気づいた時に謝るべし!!

少なくとも自分がやったことは受け入れ反省すべし!!

なんて強く思いましたよ。

演出について。
この謎々しい雰囲気。
テーマ的にも漫画版の「オールド・ボーイ」を思い出したり。

あと、以前観た謎の訪問者を描いた「ザ・ゲスト」とか。

どちらも良作です。

あと、ところどころの細かい伏線というか、物語のヒントが
結構、ちりばめられていて。
しかもそれが、僕的にいい感じにわかりやすかったので、
よかったなと。

もちろん、それもあってか大オチには途中で気づいてしまって、
そこまで驚きませんでした・・・。

それでも、ぞぞぞっと身震いしましたが(苦笑)

とにもかくにも。

ストーリー、演出ともに一定のクオリティの保った本作。
満足の1作に仕上がっておりました!!

≪点数≫
  7点
                                           (17.06.18鑑賞)

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No.1354 『パディントン』
No1354 『パディントン』

2014年制作 英
監督:ポール・キング

≪キャッチコピー≫
『きっと見つかる、
   もっといいこと。』

≪ストーリー≫
ある日、大都会ロンドンのパディントン駅に、真っ赤な帽子がトレードマークの小さなクマが降り立つ。南米ペルーの奥深いジャングルから長旅の末ようやくイギリスまでたどり着いた彼は、右も左もわからない状態だった。思い切って丁重な態度で通行人に語りかけるものの、言葉を話すクマに反応してくれる人はおらず……。

≪感想≫
ペルーの山奥に住むクマのパディントンが昔、この地を訪れたイギリス人の
探検家を探しにイギリスに旅立つっつーお話。

ほっこりほくほく、楽しい家族向け作品でした。

おしゃべりクマの映画といえばやっぱり「テッド」でしょう。
あれもとっても楽しい作品ですが、いかんせんお下劣極まりないネタの
応酬に子供は絶対ダメ!!
本作はスラップスティック調でドタバタしてんだけど、暖かく観れる作品。

テッドも絶妙なルックですが、本作のパディントンはテッドのぬいぐるみ感とは違って
リアル熊ちゃん。

これがすっごいリアルなんだけどとっても可愛らしかったんですよね。

ずっと見ていられるというか。

実は、このパディントンくん。
人間社会になれてないせいか、結構ドタバタとやらかすんですよね。
家を破壊したり街を破壊したりとガチャガチャっとね。
いわゆるトラブルメーカー的な。
正直、その天然向こう見ずな性格にちょいとイラっとしたりもするんだけど、
いかんせん先に書いたキュートなルックなので許せちゃう。
思わずふふふと笑っちゃう楽しさがありましたよ。
例えば、バティントンがスリを追っかけるシーンで傘をパラシュート代わりに街中を
ドタバタやるシーンとかちょっとワクワクしましたもんね。
基本、このパディントンのルックが精巧に描かれていたので一つ一つが違和感なく
楽しむことができたんです。

CG技術も本当に進化しましたよねぇ・・・。

あと、ルックで言えば景色とか街並み、お家のデザインとかも絵本的で
良かったですね。

ちょっと夢のある可愛らしい感じが◎。

少し、ウェス・アンダーソン監督の作品を観ているような。

眺めているだけでも楽しかったな。

あとは、お話についても実はしっかりしていて。
これって、恐らく移民問題にも少し焦点を置いているんじゃないかな。
よそ者に対しての接し方とかさ。
ラストの街並みで流れる歌とか色んな国の名前が出ていて、そんな色んな国の人たちも
混ざって一緒に踊ろうぜ、それがイギリスさ的な歌は、物語のトーンとあっていて、
これまたgood!!

キャラクターについて。

パディントンを迎え入れる家族の成長も良かったですね。
特におねぇちゃんとお父さんは良かったな。
心根がとっても綺麗な家族に、これまたほっこりほくほく。
とても素敵な家族でした。

あと、パディントンを剥製にしようとするボスキャラをニコール・キッドマンが
演じていました。

不覚にも後に気づいたのですが、あの宙吊りシーンって、
ミッション・インポッシブル」じゃん!!

トム・クルーズじゃん!!

元旦那じゃん!!

ふふふ(笑)

粋な演出!!天晴れ!!

総括。
家族向けの良作。
なんとなくだけど、昔観た「ホーム・アローン」を少し思い出したな。
ドタバタ感とか、ほっこり感とかね。

うん、良作。

いつか、家庭を持ったらもう一度、みんなで観ようっと。

≪点数≫
  7点
                                           (17.06.11鑑賞)


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