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No.2231 『ノック 終末の訪問者』
No2231 『ノック 終末の訪問者』
2023年制作 米
監督:M・ナイト・シャマラン

≪キャッチコピー≫
『その選択の結末は、
家族の犠牲か、世界の終焉か。』

≪ストーリー≫
ゲイカップルのアンドリューとエリック、養女のウェンは、山小屋で休日を過ごしていた。しかし、武装した男女が突然訪れ、アンドリューたちは囚われてしまう。謎の武装集団はアンドリューたち家族の誰かひとりの犠牲か、世界の終焉のどちらかの選択を迫り……

≪感想≫
M・ナイト・シャマラン監督最新作。

山小屋に住む家族。
ゲイカップルとその養子の娘の3名。
娘が外で遊んでいると謎の集団が現れて家族を監禁する。
この集団は3名に世界を救うための選択を迫る・・・。

さてさて・・・。

なんだこのオチは!?
よくわからん!!

気になったところがたくさんありすぎて。
例えばなぜこの3名の家族が選ばれたのか。
例えばなぜヴィジョンをみたのがこの4名だったのか。
なぜこの4名がヴィジョンを信じて行動を起こしたのか。
この4名が犠牲になることが何に繋がったのか。
そもそもこの現象は本当だったのか。

シャマラン監督の演出やこれまでの作品的に本作も最後の最後まで
前のめりで観ることはできたんです。
最後の大オチもこれまでのシャマラン印だとどんでん返し的なエンディングが
待っているのかと思いきやまさかの結末で。
ある意味、凪のような終わり方。
ふぅ~ん・・・。

突拍子もない設定なんだけど、そこまでいききっていない感じはある意味、好印象。
本当に良い塩梅。
この状況を信じさせるか信じさせないかのボーダーライン上を行ったり来たり。
ん?
あれ??
面白かったのか??

そんなこんなで。
本作は考察が必要な作品っぽい。
鑑賞後、様々な方の感想を読んでいるとキリスト教の黙示録と言う
キーワードが見受けられた。
なるほどねぇ・・・。

≪点数≫
  5点
                                           (24.01.03鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2230 『3-4X10月』
No2230 『3-4X10月』
1990年制作 邦
監督:北野 武

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
ヤクザに刺された草野球の監督の仇をとるため、拳銃を手に入れようと沖縄に渡った二人のチームメイト。彼らはそこで地元の暴力団からはみ出したヤクザと知り合いになるが……。

≪感想≫
北野武監督第2作。

淡々と流れる物語。
そこらかしこに散りばめられた笑いのエッセンス。

ちょっと思い出したのがダウンタウンの松本人志監督作品。
例えば「大日本人」は松ちゃんのお笑いを映画に持って行った作品。
本作に関しては北野武監督の根っこにあるお笑いの部分を映画に
落とし込んだ作品だったのかなと思いました。
フリとオチの連続で笑えるシーンが多々あって。
クスクスと笑いながら鑑賞しましたよ。

ただし、北野映画のもう一つの肝である「バイオレンス」も
忘れない。
一つ一つの笑いの中に定期的に映し出されるバイオレンスシーン。
急に北野印でエグみの強いバイオレンスに口あんぐり。
沖縄パートのスナックでのビール瓶でガッツリいっちゃうシーンとか、
アメリカ人との銃の売買シーンで急にぶっ放すシーンとか。
そこは松本人志監督との「映画」における求めるゴール、描きたいゴールが
違うのかなと感じました。

他にも演出で気になったところ。
北野監督作品ってお話をそこまで丁寧に描かないですよね。
途中途中を省略している感じ。
ただその間の抜き方がちょうど良い塩梅なので観客がその補完で
物語を繋げている印象。
本作に関してはまだまだ粗削り感は否めないですが、そこら辺が
とても印象的な監督さんかも。

そうそう。
少し気になったところと言えば。
女性を軽視する演出とかは観ていてちょっと嫌な気分になったかな。
ありきたりな言葉ですが「時代」なのかなと。

そんなこんなで。
北野監督2作目の作品である本作。
しっかりと後の北野映画に引き継がれている要素はたくさん見受けられたように感じました。
なるほどねぇ・・・。
この調子で何作か観てみよう。

≪点数≫
  6点
                                           (24.01.03鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2229 『PERFECT DAYS』
No2229 『PERFECT DAYS』
2023年制作 邦/独
監督:ヴィム・ヴェンダース

≪キャッチコピー≫
『こんなふうに
     いきていけたなら』

≪ストーリー≫
下町のアパートで一人暮らしをしている読書好きの中年男性、平山。毎朝決まった時間に起床し、軽自動車でお気に入りのカセットテープを聞きながら仕事場である渋谷の公衆トイレへと向かう。そして黙々と清掃作業をこなし、帰宅後は銭湯へ行き、いつもの居酒屋で食事する。そんな規則正しい毎日の中に自分なりの楽しみを見つけ、静かで満たされた日々を送る平山だったが…。

≪感想≫
ドイツ人のヴィム・ヴェンダース監督が役所広司を主役に迎え、東京を舞台に清掃作業員の
男が送る日々を描いた作品。

本作、巷でとても評判が良くって。
主演の役所広司さんはカンヌ国際映画祭で男優賞を受賞。
作品としても本作はアカデミー賞の日本代表として選定されているみたい。

さてさて・・・。
いやぁ、素晴らしい・・・。
とても良作。

お話について。
トイレ清掃員の毎日を淡々と描く。

鑑賞者の心の状態を映し出す踏み絵的な作品。
冒頭、トイレを清掃中に寝起きのサラリーマンが清掃中の看板を蹴っ飛ばす件。
冒頭、迷子の子どもの母親が清掃員・平山と触れ合った部分を消毒シートで無言で拭く件。
同僚のタカシが平山のカセットテープを売り飛ばそうとする件や仕事を適当にこなしている件。
心の狭い私はここら辺を観ているとすっごい腹が立って。
それでも怒らず淡々と過ごす平山の器のデカさたるや。
後に明かされるタカシの一面に嫌な奴と思っていた自分が恥ずかしくなっちゃったり。

物語中盤。
そこから平山の心の揺れや彼らの背景が映し出される。
物語やキャラクターに奥行きが現れ、観ている僕は目が離せなくなる。
そして最後の余韻を描く役所広司さんのアップの表情のロングショット。
凄い!!
彼の表情は何を語る・・・。
素晴らしいラストカット。

とにかくすべてが淡く美しい。

本作って夢のような現実だけではなく意外と苦い部分も描かれていて。
ただ、こんな世界がそこらかしこに転がっているのではと思わせてくれて。
劇中でも語られていたが、色々な人間がいてそれぞれの世界があって、
それが交わるか交わらないかという部分が往々にあったり。
自分はどの世界線にいるのだろう。

平山のような世界に憧れるけど他者との関わる世界線もやはり大切で。
色々な物や人との距離感。
そこを上手く把握して生きていきたいなと思う。

演者さんたちも豊かでしたね。
僕的にはタカシの恋のお相手のあの子や平山の姪っ子。
そして時折、出てくる銭湯のじじぃたちも良い表情していましたね。
それぞれがそれぞれの想いを抱えているんだなぁと思わせる表情に脱帽。

とにかく演出が見事でした。

そんなこんなで。
噂に違わぬ傑作。
新年1発目の作品がこれで良かった。
「それでも世界は美しい」という言葉を思い出す。

そうそう。
本作は「THE TOKYO TOILETプロジェクト」の一環として作られた作品。
東京の様々な公衆トイレが舞台となっていて。
これがとてもオシャレで先進的なトイレだったんですよね。
ここら辺を観るのも一つの楽しみだったりもしました。

もひとつそうそう。
本作は音楽も印象的でしたね。
カセットテープで流れる古き良き音楽の数々。
ちょっと、その曲達の意味や歌詞を調べてみたい。
特にラストシーンの音楽を。

最後にそうそう。
本作のキャッチコピー。
本当にこのキャッチコピーは本作が伝えたいことなのか??
なんだかざらつく・・・。

≪点数≫
  9点
                                           (24.01.02鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
2023年鑑賞作品総括(ベスト・ワースト発表)
2022年鑑賞本数は128本。
内、劇場鑑賞は64本!!
本数は昨年と同じくらい。
劇場鑑賞は激増。
週に1本ペースで劇場にて鑑賞していました。
嬉しいな。

さてさて。
例年通り、順不同で良かった10作品、悪かった数作品を発表。
ただし、今回は良劇場でたくさん観ることができたの良かった作品に関しては
劇場鑑賞分のみで行こうと思います。

まずはベスト部門。

その1
イニシェリン島の精霊
2人の男の痴話喧嘩を通して国と国との争いや社会の縮図を見せられる。
凄く良くできた作品。

その2
FALL/フォール
ワンシチュエーション作品。
高さ600mの鉄塔に取り残されて脱出を図るっつーお話。
これぞ劇場で観るべき作品。
肝が冷えました。

その3
フェイブルマンズ
僕的アカデミー作品賞はこちら。
スピルバーグ監督の半生を描いた作品。
とても良き作品。

その4
BLUE GIANT
今年はアニメ作品が傑作揃い。
その中でも僕的MVPは本作。
素晴らしい音楽映画でした。

その5
ケイコ 目を澄ませて
一人の人間のドキュメンタリー的劇映画。
まさに目を澄まして鑑賞。

その6
ジョン・ウィック:コンセクエンス
アクション映画として最高峰。
作品の中でアクションがどんどん進化していく。
最後の方は気持ち良すぎて笑顔で鑑賞。

その7
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』
今年のベストオブベストかも。
MCUもまだまだ捨てたもんじゃない。
ただ、本作で監督のジェームズ・ガンがライバルのDCに。
DCも楽しみになってきたぞ!!

その8
コンパートメントNo.6
大きなことは特に起こらない「一期一会」な物語。
とても素敵な作品。

その9
aftersun/アフターサン
そこに映るのは父娘の微笑ましい交流のはずなのにどこか切なさを感じる。
受け手に任せた幅の広い物語と演出。
鑑賞後はめちゃくちゃくらったんだけど、今もずっと心に残る作品。

その10
バービー
女性らしさ、男性らしさを飛び越えて最後は自分らしさの問題へと着地。
ポップでキュートな世界観ながらもしっかりとテーマを持たせて観客へと落とし込む。
とても楽しくて素敵な作品。

ベストは以上10作品。
今年も良作・傑作ばかり。
ベスト級は他にもたくさん!!
例えば、『CLOSE/クロース』は美しさも兼ね備えた残酷な作品。
ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』はめちゃくちゃ楽しいポップコーンムービー。
イコライザー THE FINAL』はマッコールの死神感が素晴らしかった。
アニメで言うと『かがみの孤城』『北極百貨店のコンシェルジュさん』『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』あたりも最高。
ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』はどちらも素晴らしかったが前後編の作品だったのでステイ。
『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』なんて3部作なんですって・・・。
他にも他にも。
基本的に全体的に好きな作品ばかり。
劇場鑑賞以外でいうと
花束みたいな恋をした』は苦みもあるけどとても素敵な青春譚。
アテナ』のあの迫力は劇場で観たかった。
ヘルドッグス』は大好き岡田准一主演作の良ノワール映画。
マリグナント 凶暴な悪夢』はフレッシュなホラー映画でとても楽しめた。
『雄獅少年/ライオン少年』はベストエンディング。
まだまだ良い作品ばかり。
書いていてあぁこれも、あぁこれもの連続。
まだまだまだまだ。

ベスト部門は以上。

そして申し訳ないですがワースト部門。
こちらは劇場、自宅鑑賞全体で。
その1
オープンハウスへようこそ
Netfrixで鑑賞。
まったく意味が分かりませんでした。
なんだこれ。

その2
355
設定はとても楽しそうな感じだったのですが、全体的に雑で荒っぽいお話が
つまんなかったです。
アクションも凡庸だったかな。
残念。

その3
バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ
バイオハザード最新作。
ゾンビ映画じゃなくってモンスター映画でげんなり。
お話も安っぽくて楽しめませんでした。
こりゃダメだ。

ワーストは以上3作品。
残念無念。

という訳で2023年総括はおしまい!!


総括 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2228 『ランボー』
No2228 『ランボー』
1982年制作 米
監督:テッド・コッチェフ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
アメリカ北西部の小さな町を訪れた元グリーン・ベレーの男は、地元の警官たちから理不尽な暴力を受ける。耐えきれず反撃に転じて彼らを叩きのめした彼は、山中に逃走。むきになって後を追う警官たちと激しい戦闘を繰り広げる。

≪感想≫
シルベスタ・スタローンの出世作と言えば本シリーズと「ロッキー」シリーズ。
実はこのランボーシリーズは観たことなかったかも。

せっかくなので1作目から観てみよう。

さてさて。
なるほど、ちょっと思っていたのと違ってたかも。
僕的なイメージは戦争映画でスタローン演じるランボーが
世界各地の戦場に赴き敵をバッタバッタとなぎ倒していくという印象。

本作では戦場帰りのランボーが田舎町の理不尽な保安官にいじめられて
怒り爆発でその街を壊滅させるというお話で。

しかも最後は孤独なランボー、戦争帰りの男の悲哀を描いた
悲しいお話でね。

なるほどねぇ・・・。

ランボーのサバイブ能力に感嘆しながらも、やっぱり戦争の悲惨さを
描いている作品に感じました。

とにもかくにも。
思っていたのと違う作品でしたが、今後、ランボーはどうなっていくのでしょうか。
戦争が生んだ悲劇のヒーロー。
彼が救われることはあるのでしょうか。
悲しい男の物語。
さぁ、次回作。

≪点数≫
  8点
                                           (23.12.31鑑賞)
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