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No.947 『ハードエイト』
No947 『ハードエイト』

1996年制作 米
監督:ポール・トーマス・アンダーソン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
青年ジョンは、亡くなった母親の葬式代を稼ぐためラスベガスのカジノにやって来た。
だが、事は上手く運ばずジリ貧状態になってしまうジョン。
そして彼が打ちひしがれていると、そこへシドニーという初老の賭博師が現われる。
不思議と親切な彼は再びジョンをカジノへ連れて行き、次々とギャンブルに勝たせていった。
数年後、プロのギャンブラーに成長したジョンは久しぶりにシドニーと再会する。
この時、シドニーはジョンに恋人のウェイトレス、クレメンタインと友達のジミーを紹介されるが、ジミーには過去の秘密を握られていた…。

≪感想≫
監督はポール・トーマス・アンダーソン。
以前観た「ザ・マスター」の監督。
彼の作品で「マグノリア」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」辺りにとても興味があり、とりあえず
デビュー作をと思い鑑賞。

前回「ザ・マスター」を鑑賞した際、その内容にピンとこなくって。
小難しい作品だなぁと思ったのが正直な所。
ただ、出てくる役者力がハンパなく良かったから、それだけでも観る事が出来て良かったなって思ったり。

さて本作。
「ザ・マスター」に比べると分かりやすい作品でした。
謎のダンディな男シドニーとジョンの交流。
何故彼はジョンに声をかけて親切にしてくれるのか。
「ザ・マスター」のマスターとフレディの関係のように、そこら辺は深く語らずに受け手の僕らが
感じなければいけないのかなんて考えていると、しっかりと理由が語られていましたね。
しかもその理由が本作の肝とも言える部分でした。
なるほどねぇ・・・。

この監督さんは人と人との繋がりみたいなものを語るのを主としているようです。
本作でもそこらをしっかりと映していました。

ただやっぱり、ピンとこなかった部分もあったんです。
多少、説明不足な部分もあったのかなって。
もちろんそれが粋だっつーのも分かるんですが。
もう少し分かりやすく作ってもらっても良いのになぁって(苦笑)

「ザ・マスター」のレビューでも書きましたが役者力は本作でも健在。
謎の男シドニーを演じたフィリップ・ベイカー・ホール。
これがまたメチャ渋い!!
このお方が演じたおかげで分かりにくい部分でもグッと入り込むことができました。
ちょっと「ドライブ」のライアン・ゴズリング的渋さがありましたね。
寡黙な感じとかがね。
あの終盤のホテルでソファーに座ってジミーを待つシーンなんて、痺れましたもん。
「あぁ、この人、相当な悪だったんだなぁ。」
って。
ジミー役のサミュエル・L・ジャクソン。
ろくでなしのゴロツキっぷりが良かったですねぇ。
他にもジョン役のジョン・C・ライリー。
クレメンタイン役のグウィネス・パルトロー。
みなさん素晴らしかったです。

この監督さんって、役者を撮るのが巧いのかなぁ。
それとも演技力のある役者さんとの相性がいいのでしょうか。

何はともあれ「ザ・マスター」よりはのめり込んでみる事ができました。
さぁさぁ、次は「マグノリア」辺りでも。


≪点数≫
  7点
                                           (14.05.05鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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