2014-05-28 Wed

2005年制作 米
監督:ウェス・アンダーソン
≪キャッチコピー≫
『人生は、海だ』
≪ストーリー≫
世界的に有名な海洋探検家にして海洋ドキュメンタリー監督のスティーヴ・ズィスー(ビル・マーレイ)は、幻のジャガーザメに殺された仲間の仇を討つために、最後の航海へ乗り出す。
≪感想≫
大好きウェス・アンダーソン監督作品。
「天才マックスの世界」「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」「ダージリン急行」「ファンタスティック Mr.FOX」「ムーンライズ・キングダム 」。
これで長編作品はデビュー作を除いて全部観たかな。
本作は長編4作目。
あいも変わらずのウェス・アンダーソン印。
ほっくりほくほくなストーリー。
パノラマチックな映像。
長回しの撮影方法。
おとぎ話のような空間。
素敵な音楽。
どれも独特で良い感じ。
以前何かの作品の時にも書いたかもしれませんが、大人の絵本を読んでいるような感覚。
まずストーリー。
全ての作品に言えるのですが「普遍の繋がり」を少しおもしろおかしく描いていて。
本作は親子の繋がり。
そして他人との家族のような繋がり。
本作、出てくる奴らはもれなく「少しだけ」変わった奴らで。
この「少しだけ」がとてもいい塩梅。
ストーリーにとても良いスパイスを加えているんです。
彼ら彼女らのやりとりをクスクスと眺めながら最後まで引っ張られる雰囲気が、
ウェス・アンダーソンっぽくて良いんですよねぇ・・・。
撮り方。
謎の深海魚等の映像はストップモーションアニメかな。
「ファンタスティック Mr.FOX」を思い出したり。
ちょっと洒落た撮り方、風景。
左右対称的な撮り方は観ていて気持ちが良いんですよね。
しっかりと枠に収まっている感じがね。
役者陣。
ビル・マーレイはウェス・アンダーソン作品にはほとんど出ているんじゃないかな。
本作でもちょっと我儘なダメ船長を好演されていました。
僕的には、ウィリアム・デフォー演じるクラウス辺りが良い感じだったかな。
とにもかくにも大好きウェス・アンダーソン印の本作。
楽しく鑑賞することができました。
新作がそろそろ公開するみたい。
楽しみですな。
≪点数≫
8点
(14.04.20鑑賞)

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