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No.933 『悪の法則』
No933 『悪の法則』

2013年制作 米
監督:リドリー・スコット

≪キャッチコピー≫
『罪を、選んだ。』

≪ストーリー≫
メキシコ国境付近の町で弁護士をしている通称カウンセラー(マイケル・ファスベンダー)は、恋人ローラ(ペネロペ・クルス)との結婚も決まり人生の絶頂期にあった。
彼は実業家のライナー(ハビエル・バルデム)と手を組み、裏社会のブローカー、ウェストリー(ブラッド・ピット)も交えて新ビジネスに着手する。
その仕事は巨額の利益を生むはずが……。

≪感想≫
ハビエル・バルデム、ブラッド・ピット、キャメロン・ディアス、ペネロペ・クルス、
そしてマイケル・ファスベンダー。
豪華俳優陣の豪華競演作品。

「考えて行動しなきゃ、戻れない所まで来ちゃうぜ!!」
的なこわーいお話でした。

カウンセラーと呼ばれる弁護士の男が裏社会に踏み入れてズルズルと転落していく。
その落ちていく過程が、もう怖くって怖くって。
後悔先に立たずなんて言葉がありますが。
「どうせ俺には関係のないお話さ」
ところがどっこいそうじゃないんだよねぇー。
一度踏み入れた場所から出る事は許されない。
過去に戻ってやり直したいなんてそんな甘ったれた事は許されねぇ!!
重くズシリとくるストーリーで、最後まで濃厚に観る事ができました。
ただ、大人向けなのかすこーし物語の構成が荒っぽく感じまたかな。
もう少し解りやすく進めていくとなお良かったかなぁと。

さて本作の肝である豪華俳優陣について。
ちょっと思い出したのが「アメリカン・ハッスル」。
作風はまっったく違いますがあれも豪華俳優陣の演技合戦でしたね。
本作はもっとビターでダークな雰囲気の中、豪華俳優陣がしのぎを削っていました。
ブラッド・ピットは相変わらずカッコ良かったなー。
ハビエル・バルデムもちょいと腑抜けた三枚目っぽい感じが良い感じ。
ただ、本作は何と言ってもキャメロン・ディアス力でしょう。
めちゃくちゃ不気味で怖かったです。
あの金歯がねぇ・・・。

彼女は彼女で悪の道を進んでいる訳で。
彼女は彼女で未来の雲行きは怪しいですねぇ。

サブキャラの中にも怖いお方が。
刑務所に入っているメキシコ人の女ボス。
悪そーーーで怖そーーーーな感じがプンプンでした。

演出について。
本作はバイオレンスシーン、アクションシーン、それにまつわる語りがとにかく怖かったです。
バイクの首ちょんぱやウェストリーの最後のシーン。
中盤の銃撃戦も中々見応えありました。
ウェストリーがカウンセラーにDVDのお話をするシーンは思わずゾッとしたり。
それが最後にカウンセラーに訪れたシーンは、思わず息を呑んだり。
とにかく、ダークな感じ。
「悪の道には絶対踏み入れないぞ!!」
って強く思いました!!

本作の脚本者はコーマック・マッカーシーと言うお方。
以前観ました「ノーカントリー」の原作者でもあるみたい。
なるほどねぇ・・・。
本作のマルキナは「ノーカントリー」のシガーに通づるものがあるね。
怖さ加減がハンパないもん。
あ。
そういやシガーはハビエル・バルデムが演じてたな。
なるほどねぇ・・・。

フィクションなんだけど、きっとあり得る、そして世界のどっかで起こっている
ノンフィクション的な良作でした。


≪点数≫
  7点
                                           (14.04.12鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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