2014-05-07 Wed

2011年制作 仏
監督:フレデリック・シェンデルフェール
≪キャッチコピー≫
『 ― 』
≪ストーリー≫
あこがれを抱いていたパリでバカンスを過ごそうとしていたソフィ(カリーヌ・ヴァナッス)は、期間限定のアパート交換サイトでパリ在住の女性と知り合い、カナダから旅立つ。
しかし到着翌朝、寝室で男性の惨殺死体が見付かり、ソフィは殺人容疑で逮捕されてしまう。
警察に事情を話すものの、すべての状況証拠は彼女が犯人であることを示しており……。
≪感想≫
カナダに住む、ごくごく普通の女性ソフィがとあるサイトを紹介され、お休みの期間中、
お家をチェンジしてバカンスを楽しむことに。
いざフランス・パリのお家と交換したソフィはフランスでのバカンスを満喫していた矢先、
自分がチェンジした部屋から死体が見つかり、警察に連行されることに。
犯人は誰なのか?
ソフィは容疑を晴らせるのか??
いわゆる巻き込まれ型サスペンス。
いやはやなかなか。
こんなに突拍子もないシナリオをどういう風に見せてくれてどういう風に着地をしてくれるのか。
こういう作品ってツッコミ所が多々出がちなんですが、本作はそこまでなかったです。
犯人の動機も何となく納得できたし、刑事達の行動や、ソフィの行動もまぁ納得できる。
ただ一つおっきく気になった点が・・・。
それはソフィの尋常じゃない行動力。
メチャクチャ普通の女性っぽいのに、あるシーンから急激に強い女性へと変化。
思わずその行動に
「えっ!!こう出るか!!」
みたいな・・・。
一応、そこに至る伏線は張られているんですが、ちょっと驚いてしまいました(苦笑)
そこさえ飲み込んでしまえばとってもスリリングで良い作品。
アクションも多いし、刑事との追いかけっこも多い。
意外にアクション映画と言っても良いかもね。
細かい演出も冴えていたし。
刑事との追いかけっこでの顔を固定カメラで撮っている演出もなかなか面白かったです。
ハラハラドキドキと観る事ができました。
役者さん達について。
刑事さんがいい味出しているなぁと思っていたら、演じているのはエリック・カントナ。
なんと元プロサッカー選手!!
しかもかの名門マンUにいて伝説的な存在。
確かに名前は聞いたことあるよ!!
芝居が上手い下手は分かりませんが、佇まいと言うか、雰囲気と言うか、この役に
合っていたように感じたんですよね。
ソフィを演じたカリーヌ・ヴァナッスさんを綺麗な顔立ちに似合わず、アクションも頑張っていました。
あと僕的にはソフィを助けた露店の黒人親父も良かったですねぇ。
どっかで裏切るんじゃないかと思ったけど、ただの人の良い親父さんでした。
ソフィの母ちゃん。
あの行動はいくらなんでもなんて思いましたが、ある意味この親にしてこの子ありと言ったところか。
その後のソフィの行動に納得ができたりしました。
とにもかくにも、なかなか楽しめた本作。
想像していた内容とは違いましたが、嬉しい誤算。
こういう裏切り方ならどんどんきなっせ!!
≪点数≫
7点
(14.03.29鑑賞)

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