2012-06-11 Mon
2006年制作 邦監督:柿本 ケンサク
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
病院のベッドに横たわる瀕死の男、修治。
気がつくと、彼は赤い箱の中にいた。
同じように、孤独な死刑囚・稔、合コン好きな女子大生・リカ、
自分に自信のない女・果穂、自分の存在を否定する色男・賢作、
夫の帰りを待つ平凡な主婦・泰子、女に裏切られたデザイナー・サチオが、
それぞれ色とりどりの箱に閉じ込められていた…。
≪感想≫
ある7人の男女がふと目を覚ますとそれぞれ別々の色分けされた箱部屋の中に
閉じ込められている。
それぞれはここがどこなのか何の為にここにいるのかを考えるのだが・・・。
この展開は「CUBE」の様なサスペンス的なものか??と思いきやまったく違う。
いわゆる一つの自己啓発作品です。
大まかに書いてしまうと、それぞれが絶望を抱いているが為にこの部屋に入り込んでしまっていて
最後には希望を取り戻す流れ。
途中まではあまりにも絶望的すぎてブルーになるけど、最後はきちんと明るく締めてくれる。
うん・・・きもちの良い終わり方ですね。
白いおっちゃんの台詞の中に「絶望の中にしか希望は無い」という言葉があった。
確かに物事を相対的に見ると表裏一体となって絶望から希望、
不幸から幸福を見出すことはできるんでしょう。
でもね・・・。
相対的に見なくても絶対的な希望や幸福も中にはあると思うんだけどなぁ・・・。
まっ、もちろんその台詞も理にかなっていて、とっても良い言葉であることは
間違いないんだけどね。
ちょいと乙な作品です。
そういや、それぞれが閉じ込められた箱部屋は何で色分けする必要があったのかなぁ・・・。
まっ、独り言です。
≪点数≫
7点
(08.05.04鑑賞)

満足ならクリック!!
スポンサーサイト