fc2ブログ
 
■プロフィール

ゆず豆

Author:ゆず豆
映画のレビューをつらつらと・・・。

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ

■カテゴリ
■カウンター

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

No.914 『アメリカン・ハッスル』
No914 『アメリカン・ハッスル』

2013年制作 米
監督:デヴィッド・O・ラッセル

≪キャッチコピー≫
『奴らは生き抜くためにウソをつく――』

≪ストーリー≫
詐欺師アーヴィン(クリスチャン・ベイル)と、その相棒で愛人のシドニー(エイミー・アダムス)。
彼らはFBI捜査官リッチー(ブラッドリー・クーパー)に逮捕されるが、無罪放免を条件に
おとり捜査への協力を持ち掛けられる。
それは、架空のアラブ人富豪をダシに、カジノ利権に群がる政治家やマフィアを
一網打尽にするというもの。
アーヴィンとシドニーは、標的のカーマイン市長(ジェレミー・レナー)に近づくが、
二人の仲を嫉妬(しっと)するアーヴィンの妻ロザリン(ジェニファー・ローレンス)が
おとり捜査の邪魔をする。

≪感想≫
第86回アカデミー賞最多10部門ノミネート作品。

これだけ話題に挙がっているので観に行ってみました。

噂にたがわぬ良作でしたよ。

ストーリーは実際にあった事件を基に作られた作品で。
実際にあった事件を作品にしたと言えば昨年のアカデミー作品賞の「アルゴ」もそうでしたね。
ただ「アルゴ」はひりつく緊張感のあるシリアスな作品に対して、本作はどちらかと言うと
コメディタッチで撮られたエンタメ色の強い作品。

まず音楽が良かったなぁー。
古めの時代設定だけあって、昔の名曲が流れたりしてとってもいい感じ。
本作、全体的にテンションが高い印象を受けたんです。
その高テンションの演技や演出、展開に負けず劣らずの音楽。
サントラ欲しくなっちゃったり。

そしてそして。
本作の見所の一つとして挙げられるのが豪華俳優陣。
これまたアカデミー賞ノミネート常連の方々がへんてこな風貌、
一癖も二癖もあるキャラクターを熱演。
お話自体が詐欺=ハッスルのお話なので、見た目からもう胡散臭くってね。
ここら辺は、キャラ立ちや演出も含め巧いですよね。
さて、主要キャラを演じた方々について。
詐欺師アーヴィンを演じたクリスチャン・ベイル。
でっぷり太ったお腹にハゲ散らかした頭髪。
バットマン」シリーズのブルース・ウェイン、「ザ・ファイター」のディッキーを演じた方とは到底
思えない変わりよう。
相変わらずこの人の見た目の変わりようって言ったらすげぇなぁとつくづく尊敬。
キレやすいFBIを演じたブラッドリー・クーパー。
ちりちりパンチパーマで激情型な型破りなキャラクターを熱演。
他にも、アーヴィンの愛人を演じたエイミー・アダムスやリーゼント頭の市長を演じた
ジェレミー・レナーも観て安心のハイ・クオリティ。

あっとそうそう。
ロバート・デ・ニーロも出演されていましたね。
しかもかれもハゲ散らかした怪しいギャング。
彼も見た目から入る役者さんなのでその変わりよう、「凄い」の一言。
とにかくこの方々の演技合戦を観るだけでも一見の価値はあるのではないでしょうか。

ただね・・・。
僕の中で、そんな凄腕の彼ら彼女らをしのいで一際、輝きを見せた方がおられまして・・・。
それはアーヴィンの妻を演じたジェニファー・ローレンス!!
キャラクター的には直情型のすっげえ変な奥さんで、関わりたくない感じ。
顔もそこまで美人だなとは思わない。
だけど凄い魅力的と言うか、この人が出ているシーンは釘付けになっちゃったんですよね。
すてきな女優さんですね。
この方のアカデミー助演女優賞は鉄板ではないでしょうか。
クリスチャン・ベイル、ブラッドリー・クーパーも凄かったですが、その凄さが霞むぐらい、
ジェニファー・ローレンスは飛びぬけていたなぁ・・・。

とまぁ音楽や俳優陣を褒めたりしていますが。

肝心のストーリー。

・・・実は、鑑賞後イマイチスッキリしなかったり。
先に書いた過度の演出、高テンションな空気のせいか、
ラストの展開がガチャガチャっとしていてね。
「ん??これはこういう事だったのか??」
と、ピンと来ない節もあったり。
脳みそフル回転でもう一回観たいなぁ。
もう少し単純に描いてくれるとうれしかったですな。

とにもかくにも今、話題の作品を観る事が出来て大満足。
アカデミー作品賞は難しいかもしれませんが、俳優部門でいくつかは
取るんじゃないかな(特に助演女優賞は鉄板ね)。


≪点数≫
  8点
                                           (14.02.15鑑賞)

[3/3追記]
アカデミー各賞が発表されました。
最多10部門のノミネートがあった本作。
・・・まさかの無冠!!!!!
ありゃりゃ・・・ジェニファー・ローレンスは取ると思ったんだけどなぁ・・・。
残念無念。


にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
満足ならクリック!!
スポンサーサイト





映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(2)
コメント
内容は期待してたよりはハラハラに欠けたけど、ジェニファー・ローレンスの演技はほんと、圧巻でした!

あの若さで、あの堂々とした演技。
他の役者たちをくってたなぁ…。
2014-04-08 火 12:47:33 | URL | mh-goi [編集]
Re: mh-goiさん
いつもコメントありがとうございますv-290


> 内容は期待してたよりはハラハラに欠けたけど、ジェニファー・ローレンスの演技はほんと、圧巻でした!

だよねーー!!
役どころ的には、やな感じだったんだけど、そう見えないところが
また凄いなって。

> あの若さで、あの堂々とした演技。
> 他の役者たちをくってたなぁ…。

他の役者さんたちも凄かったんだけどねー。
主役のクリスチャン・ベイルもデブハゲですっごい役作りしてたし。
でもやっぱりジェニファー・ローレンスなんだよなぁ・・・。
2014-04-10 木 21:44:32 | URL | ゆず豆 [編集]
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する