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No.906 『YES/NO イエス・ノー』
No906 『YES NO イエス・ノー』

2012年制作 米/伊
監督:エンリコ・クレリコ・ナジーノ

≪キャッチコピー≫
『その選択に、命を賭けられますか?』

≪ストーリー≫
ドアも窓もない不気味な密室で目を覚ましたジャック(ジョン・ブラザートン)。
自ら部屋に入ったのか、誰かに連れられてきたのかもわからずに混乱する中、
彼は壁にイエスとノーを意味するYとNが記されたボタンを発見。
さらに、壁一面に自分と同じような部屋に閉じ込められている妻ケイト(エレン・ホルマン)の
姿を捉えた映像が映し出される。
やがて、夫婦それぞれに見知らぬ人物から「ジャックを愛していますか?」
「ケイトは浮気をしましたか?」などという質問がぶつけられ、ボタンでの回答を迫られる。

≪感想≫
一組の新婚夫婦が目を覚ますと、それぞれが個室に閉じ込められていた。
誰が?
何のために??
いわゆるワンシチュエーション・スリラー作品。

最近このワンシチュエーション・スリラー作品に出会う機会が多くって。
まぁ自分で選んでいるのですが・・・(苦笑)
ATM」や「エレベーター」。
どちらもピンとはこなくって・・・。

ワンシチュエーションと言えば他にもあんな作品やこんな作品。
いきなり見ず知らずの部屋に閉じ込められた作品で思い出すのは「CUBE」シリーズですねぇ。
あのシリーズを初めて見た時は衝撃的でしたね。
他には、多ジャンルですが大好き松本人志監督の「しんぼる」もそう。
巷では不評でしたが僕は好きな作品です。

僕的にワンシチュエーションってだけで結構期待値が上がってしまうんですよね。
お話重視!!なのでワクワクとね。

さて本作。
「YES/NO イエス・ノー」なんて邦題が付けられていますが原題は「True Love」。
スリラーと言うよりかは恋愛ものだったんですね。
新婚夫婦、男と女の真実の愛とは何ぞやみたいな。
確かに、質問に間違うと、やれ脚を奪うだとか、やれ光を奪うだとか恐々とした演出は
施されるのですが、それはまぁオマケみたいなもので。
それを踏まえて観ると・・・。

設定や演出、ストーリーは面白いんだけど、そもそもの倫理観みたいなものが受け付けられない感じ。
僕が独身だからなのか、この最後の着地(ハッピーエンド)に至る過程がイマイチピンとこないんです。
もちろんハッピーエンドは大好きだし、なるべくなら夫婦は仲良くなって欲しい。
ただ、こんなにお互いがダメダメな夫婦で信頼を裏切っているのにもかかわらず、こんな簡単に
修復されるのか??
旦那は嫁のお金を勝手に使い、嫁は浮気をしている。
そこらへんの事実は、そう簡単に覆されるのか??
許す事は大事なのはわかりますが、そこに至る心理のような物をしっかりと描いてほしかったなぁ。
もともとこの夫婦に結婚なんて許されるべきじゃなかったんじゃあないかな。

真実の愛なんてタイトルがついていますが、ちょっとズレてるような気がするんですよねぇ。
ま、僕もいつかは分かるのでしょうね。

いつもなら気になるはずの、そもそものこのシステムを作り出した黒幕や、目的等は全く気にならない。
そこはとても上手な作りなんです。

ただやっぱり、この二人への情や共感が生まれなかったので惜しいなといった所です。


≪点数≫
  5点
                                           (14.02.01鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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