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No.893 『マザーウォーター』
No893 『マザーウォーター』

2010年制作 邦
監督:松本 佳奈

≪キャッチコピー≫
『あしたへは、ダイジなことだけもってゆく。』

≪ストーリー≫
京都で新生活を始めたセツコ(小林聡美)、タカコ(小泉今日子)、ハツミ(市川実日子)。
彼女たちはウイスキーしか置かないバー、コーヒー店、そして豆腐店を営みながら、
中古家具店のヤマノハ(加瀬亮)や銭湯で働くオトメ(光石研)やジン(永山絢斗)と
かかわっていく。

≪感想≫
株式会社スールキートス配給の本作。
株式会社スールキートスとは「かもめ食堂」に始まり、「めがね」「プール」「トイレット」と
一種のゆるーいジャンルの作品を提供している会社。

さて本作について。

あいも変わらずゆるやかな時間が流れ、脱社会的な空気感。
こんな場所がありゃ逃げ出したくなるような世界観。

先に挙げた作品や本作に共通して言えることは、僕らの住む社会とは隔離された世界の
お話なんですよね。
パラレルワールド的な。
もちろんそういう設定のお話ではないんです。
京都のどっかのお話なんですけど、観ていると主要キャストが主要キャストとの日常のみを
淡々と映していて。
京都と言う地方性も全然いきていないしね(苦笑)。
時折、一般の方(他者)も入り込むのですが、この主要キャストの世界の中では本当に
ちっぽけな存在なんです。
出てくる方たちののんびり交流を眺めるだけ。

なんでしょう。
一種のファンタジー映画ですよね。
なのでこの設定にツッコミを入れず入り込む、それこそこの作品の空気感のように
穏やかに流れるように身を任せることができれば、こんなにも気持ちの良い作品はないのではと。
特に本作はこの「穏やかさ」に特化した作品でした。

まだまだ本作の世界観について。
世の中のいやぁーな事を排除。
ほんとの社会や生活ってもっとあわただしくって、しちめんどくさくって。
嫌になることもたーくさんあったり。
本作の世界観は、ただそこにある世界はすべてを受け入れ肯定し穏やかに微笑む。
自分の好きなものは自分にとって善きこと。
そんなシンプルな考え方。
達観した方たちの日常。
その中でもバーを営むセツコさん、コーヒー屋さんのタカコさんの達観した感じは超ド級。
悟りを開いているかのごとく滔々と語る。
プラスもマイナスも全てを受け入れバランスよく過ごす。
どれほどの経験をしたのだろう。
裏を返せば何も経験していないのか。
やっぱりここに映し出される世界はパラレルでミクロな世界だと思い知らされる。

兎角、このスールキートスが作り込む独特の世界。
ツッコミ所だらけだし自分の住んでいる世界と比べると
「いやいやいや。」
となりますが、僕は嫌いじゃないです。
たまにはこんなにのんびりした世界に浸りたい。
そんな時にお勧めの作品です。

おっと、もひとつ。
本作もそうですがスールキートス発信の作品は出てくるご飯がめちゃくちゃ美味しそう!!
観終わったらちょっとお腹がすく。
美味しいご飯が食べたくなる。
食欲がわく作品達ですなぁ。


≪点数≫
  8点
                                           (14.01.04鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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