2014-02-14 Fri

2009年制作 英/オーストラリア
監督:クリストファー・スミス
≪キャッチコピー≫
『私が私を殺し続ける』
≪ストーリー≫
友達に誘われヨットセーリングに出掛けたジェス(メリッサ・ジョージ)だったが、
嵐に襲われヨットが転覆してしまう。
運良く助かった彼らの前に大型客船が現われ、助けを求めて乗り込んでみると
直前まで人がいた形跡はあるものの、なぜか人の姿がまったく見えなかった。
一行が船内を探索していると、突如覆面をした人物が現われ次々に殺されていく。
≪感想≫※ネタバレあり
惜しい!!
2014年最初の鑑賞作品はこちら。
タイムトラベル物のサスペンススリラー。
のっけから大きなネタバレしますが、つまるところ本作のストーリーは、
ジェスが同じシチュエーションから逃れられないというお話。
冒頭、仲間と船で出かけるも転覆。
おっきな船に助けられるも仲間が殺される。
殺した犯人は実はジェス本人で、しかもそれは未来のジェスが
船から逃れるためな訳で・・・。
ジェスが船から逃れることができたんだけど、それも実はもっと前のスタートの時点。
お家から船へ乗り込むまでの行動も、未来のジェスの行動が影響していた訳で・・・。
みたいな・・・。
まぁ、この設定自体は胸躍るんです。
タイムパラドックス的なね。
頭を使いながらパズルを組み立てていく過程が気持ち良かったりして。
本作に関しては、物語序盤でオチもそんな感じだろうなって思ったし、
それがバレたところで、着地さえ綺麗にしてくれれば良かったんです。
大オチをどうビックリさせてくれるのかをね。
本作にはそれが無かったんだよなぁ・・・。
そしてそれが無かったせいで、細かいところまで気になりだしちゃって。
「あれれ?じゃああの時の事はどこに繋がるの?」
「なんで、一人で解決しようとするの??」
「周りの人の理解力の無さはなぜ???」
等々。
最終的には、
「そもそもスタートはどっから始まっているのか?」
という根本的な引っ掛かりに陥ってしまって・・・。
とにかく納得いかなかったんですよね。
雰囲気的、大ざっぱにはストーリーも着地も良い感じではあるんです。
ただ前述した引っ掛かり等があったのでなんだかモヤモヤしてしまう。
以前観たサンドラ・ブロック主演の「シャッフル」を思い出しました。
あれも設定は良かったけどちょっとなぁ・・・と言う作品でしたね(苦笑)。
プロットは良い感じなだけに
「惜しい!!」
作品でした。
脚本を書きなおして出直してくれぃ(苦笑)。
≪点数≫
4点
(14.01.01鑑賞)

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