2014-01-21 Tue

2011年制作 米/仏
監督:オリヴィエ・メガトン
≪キャッチコピー≫
『悲しき暗殺者、カトレア。彼女の生きる意味――それはただ、復讐を果たすこと。』
≪ストーリー≫
1992年、南米コロンビア。
麻薬組織のマフィアたちに目の前で両親を惨殺された9歳の少女カトレヤは、
その場を逃れてシカゴでギャングとして生きるエミリオ(クリフ・カーティス)に身を寄せる。
彼のもとで殺しのスキルを習得していったカトレヤ(ゾーイ・サルダナ)は、
美しいプロの殺し屋として成長する。
その技術を駆使して両親を殺した者たちに復讐(ふくしゅう)を果たそうと、
彼らの所在を探りながら、殺しを重ねていくカトレヤ。
だが、FBIやCIAをはじめとする捜査機関が、そんな彼女をマークし、行方を追い始める。
≪感想≫
フランスの映画会社ヨーロッパ・コープの作品。
このヨーロッパコープと言う会社。
「レオン」や「ニキータ」等を撮ったリュック・ベッソンが作った会社だそうで。
以前観た大好きな「96時間」シリーズもこの会社の作品ですね。
「96時間」シリーズはリュック・ベッソンがプロデュースもしています。
もっと言うと、本作の監督オリヴィエ・メガトンは「96時間/リベンジ」の監督でもあります。
なるほどねぇ・・・。
さて肝心の本作について。
んんーーーー・・・イマイチ納得いかねぇなぁ。
主役のカトレヤは小さいころに両親を殺され、叔父の所で殺人術を学ぶ。
その後、超人的な強さを身に着けたカトレヤが両親の敵を討つために殺しの仕事を
こなしていくのだが・・・。
確かにカトレヤはめちゃくちゃ強いんです。
それこそ完璧なたたずまいで。
ただ、こんなに完璧で頭脳も明晰なのに、やる事は雑すぎる。
例えば、敵を討つならもっとやり方があったろうに。
今まで殺してきた奴らの体にメッセージを残して、敵ボスをおびき出す。
そのせいで、また大事な存在を失うことになる。
なんでしょう、このマッチポンプ感。
自分で不幸を呼び寄せて、ラストまでのドラマを無理くり作っている感じがしてね。
納得いかねぇなぁ・・・。
FBIやCIAの立ち位置も中途半端。
味方でもなく敵でもない。
まぁ敵っちゃあ敵なんですが、味方寄りにも見せようとする。
なんかどっちつかずなんですよねぇ。
納得いかねぇなぁ・・・。
あと小っちゃい事ですがラストのボスの殺し方。
犬に喰わせるなんて新鮮な殺し方でしたが、あそこまで恨みを持った人間なら自分の手で
撃ち殺した方が良かったのでは。
それまでけっこうあっさり人を撃ち殺していたのに、最後のボスだけ変な殺し方をする。
納得いかねぇなぁ・・・。
なんかこう、ストーリーの流れにいちいち引っかかっちゃったんですよね。
もう少しトントン展開しても良かったかなぁって。
それでも良かった所はあったんですよ。
例えばラストのアクションシーン。
「トランスポーター」シリーズみたいなカメラワークで、パッパパッパ切り替わる目まぐるしい
アクションはちょっと見ていてアガりました。
んんーーーー。
そこぐらい(苦笑)。
なにはともあれちょっと残念な作品でした。
≪点数≫
3点
(13.12.21鑑賞)

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