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No.871 『イリュージョニスト』
No871 『イリュージョニスト』

2010年制作 英/仏
監督:シルヴァン・ショメ

≪キャッチコピー≫
『これが最後の手品<イリュージョン>。』

≪ストーリー≫
1950年代のパリ。
場末の劇場やバーで手品を披露していた老手品師のタチシェフは、
スコットランドの離島にやって来る。
この辺ぴな田舎ではタチシェフの芸もまだまだ歓迎され、バーで出会った少女アリスは
タチシェフを“魔法使い”だと信じるように。
そして島を離れるタチシェフについてきたアリスに、彼もまた生き別れた娘の面影を
見るようになり……。

≪感想≫
以前観た「ベルヴィル・ランデブー」のシルヴァン・ショメ監督作。

やっぱり好きです、この監督。

何が良いって、まずは絵(デザイン)。
そのレトロでオシャレな絵はどのシーンを切り取っても良い感じ。
ちょっとこう、歪なキャラクターや街並み。
リアリティには程遠いデザインもいききっていて素敵。
ディズニーやピクサーも好きだけど本監督の絵はまた少し違ったタイプで大好き。
とにかくこの絵(デザイン)が好きなんですよねぇー。
良いですねぇ・・・。

次に世界観。
先に書いた絵のタッチが上手く活きる塩梅の時代背景と世界観。
時代的には1950年代のヨーロッパかな。
これがまたノスタルジックで良いんです。
そして本作、前作の「ベルヴィル・ランデブー」もそうだったんですが殆ど会話、
セリフが無いんですよね。
レトロな音楽とわずかな言葉だけ。
しかもその言葉も大した意味をもってなかったり。
その演出が作品にとても良い影響を与えているんですよね。
深みを与えてくれているんです。

ストーリー。
主役はしがないマジシャン。
この初老にもあたろうかというおじいちゃんマジシャンが良い味出していて。
そしてスコットランド系の少女。
父娘にみたてたこの交流が温かくて切なくて、柔かい目線で観る事ができる。
先に書いたセリフの無い演出もあるからよけいに魅入る事ができる。

とにもかくにも、大人向けの良作アニメ。
この監督がまた作品を撮ってくれるのが楽しみ。
おススメです!!

本作は仏のジャック・タチ監督が生前に執筆した脚本を、ショメ監督が脚色した
作品らしいですね。
ジャック・タチと言えば名作と言われる「ぼくの伯父さん」。
そういえばまだ観てないな。
機会があれば。


≪点数≫
  8点
                                           (13.12.04鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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