2012-06-09 Sat

2000年制作 英
監督:スチュワート・サッグ
≪キャッチコピー≫
『心に愛とピストルを。』
≪ストーリー≫
フィリックスはかつて、このロンドンを根城に活動する組織の中でNo.1の殺し屋だった。
だが、最近歳と共に腕の衰えを自覚してきた彼は、25年務めてきたこの稼業から
足を洗うことを決意、弟子ジミーに後を継がせて引退する。
しかし、“殺し屋は死ぬまで殺し屋”という掟を破ったとして組織のボスは
フィリックスの殺害を画策する。
その頃、フィリックスは生活していくために新たな職に就こうとしていた。
知り合いのアンティーク密輸業者に持ちかけられたその仕事とは、33年間一歩も外に出すことなく
大事に育てられた息子ババの子守というものだった。
≪感想≫
組織との戦いを描いたハードボイルドな部分。
33年間も外に出たことの無い何も知らない子供のまま成長したベベとの交流を
描いたコメディな部分。
うまくバランスが取れていてとても面白かったです。
つまるところ、べべもフィリックスもいわゆる社会には適合していない人間。
どちらも言わば籠の中の鳥。
その二人の心が打ち解けあい寄り添っていく過程はたまらない。
そして殺し屋時代の愛弟子ジミーとの関係、これまたたまらない。
衣装や音楽にもこだわっている様でいい感じ。
特にオープニングテーマは何気に洒落てて良かったです。
本当に見応えのある作品でした。
だけどやっぱりハッピーエンドが見たくなってしまったので8点。
しっかしこのキャッチコピー。
イカしてるぅー!!
≪点数≫
8点
(08.04.29鑑賞)

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