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No.866 『ブラインドマン その調律は暗殺の調べ』
No866 『ブラインドマン その調律は暗殺の調べ』

2012年制作 仏
監督:ザヴィエ・パリュ

≪キャッチコピー≫
『盲目の暗殺者と、犬を連れた孤高の刑事――』

≪ストーリー≫
交通事故で妻を亡くしたのを機に、すさんだ日々を送っている
ベテラン刑事ラサール(ジャック・ガンブラン)。
ある日、高級マンションで若い女性が殺害されるという事件が発生。
事件の捜査を任されたラサールは、事件前日に被害者の家を訪れていた
盲目のピアノ調律師ナルヴィク(ランベール・ウィルソン)に関心を抱く。
盲目である上に、確固たるアリバイがある彼の関与を周囲は信じようとしないが、
ラサールは刑事としての直感に従って捜査を続けることに。
やがて、新たな殺人が起こり、ナルヴィクの意外な素顔が明かされる。

≪感想≫
むむむ・・・惜しいというかもったいないというか・・・。

落ち着いた大人の雰囲気。
設定、作りはとても興味深く面白そうでしたが・・・。

まず各キャラクター達。
盲目の殺し屋ナルヴィク。
見た目も謎めいていてイカツ過ぎず、よわそ過ぎず。
良い塩梅で惹かれる感じ。
次に妻を不慮の事故で失った刑事ラサール。
こちらは渋くてなかなか魅力的なキャラクター。
ラサールの相棒の女刑事エロイーズ。
陰ながらナルヴィクを支える素敵なキャラでした。
そしてそして、上司の女警察署長も良かったですね。
何だかんだで部下を労い助けてくれる姿に、
「おっ、こんな上司素敵かも。」
なんてね。
とにかくキャラクター達は良い感じでした。

次に映画のトーンについて。
序盤中盤まで落ち着いた雰囲気で質の良い作品を観ているよう。
フランス映画らしいというか。
派手さを押さえて、沁みこませる見せ方。
緊張感の持続も巧くてラストまでしっかりと継続させてくれる。
いやぁ、良いですねぇ・・・。

とまぁ、褒め褒めな点も多々あったんですが・・・。
いかんせんストーリーがイマイチでしたねぇ・・・。
先に書いたように序盤中盤までは良い感じだったんですよ。
さて終盤に向かっていざ蓋を開けてみると。
・・・・うーーーーん・・・。

もっとこの状況を巧く使って展開して欲しかったなぁ。
ちょっと上手く言えないんですが、ハードルが凄く高い所まで持って行ったのに
全然超える事が出来なかったみたいな。
小さくまとまっちゃったなぁという印象。

ナルヴィクとラサールの対決をもっと良い形で観たかったなぁ。
残念。

結局のところ、「盲目の暗殺者」と言うすげぇ面白そうな設定だけが印象に残った
作品になってしまったかな。
ドンマイドンマイ。

≪点数≫
  5点
                                           (13.11.23鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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