2013-10-25 Fri

2011年制作 米
監督:ジャック・ヘラー
≪キャッチコピー≫
『 ― 』
≪ストーリー≫
森の中のキャビンに迷い込んだサマンサ、トム、ジョディ。
寒さと飢えのため3人は協力し合い、次第に打ち解けていく。
しかし、それぞれが認識している現在地や時代が全く異なることに気付き…。
≪感想≫
これぞ掘り出しもの。
職場の方に勧められて観賞したのですが質の良さにびっくり。
2011年に製作されて日本では上映せず。
DVDスルーというやつ。
ジャンルはミステリーホラー。
謎の小屋に3人の男女が突如現れる。
それぞれの境遇を調べてみると、自らが思っている現在地と時代が違っていて…。
とまぁいかにも謎々しい内容。
この映画、きっと低予算。
登場人物は限られているし、ド派手な演出がある訳でもない。
シチュエーションもそんなに多くなくって。
終盤にちょっとした爆撃シーンがあるのですが、これがまたチープ感満載で。
本当にやっすいやっすい。
ただね・・・。
本作、脚本が良いのでずーっとのめり込む事ができたんです。
緊張の持続が上手くできていてね。
所々伏線があるのですが、これがちょうど良い塩梅の分かりやすさで、
「きっとこういう事なのでは?」
なんて思っていると、やっぱりそうだったり。
無理矢理でもなく、押しつけがましくもなく、収まりが良くって。
めっけもんだなぁと。
とまぁ、脚本が素晴らしいと書いていますが、実は気になる点が2つあったりして。
まずトムが足を骨折しているけど痛くないというくだり。
あれは結局どういう事なんでしょうか・・・。
そして、これは一番大事なんですが、つまるところそれぞれは
なぜこの時代に降り立ったのでしょうか。
個人的な見解としては娘のクソッたれな人生をやり直すために
強盗先のおっちゃんの粋な計らいからなる奇跡なのではと。
そうだといいなぁと。
まっ、この2点を差し置いても面白い作品である事は間違いないからいっか。
ここからは駄文をつらつらと。
物語序盤、やたらとCABIN(小屋)という言葉が行き交う。
それを耳にした僕は、以前観た傑作「キャビン」を思い出す。
触りも何となく似ていたしね。
あぁもう一度「キャビン」を観ようかな。
もいっこ。
トムを演じた俳優さん。
クリント・イーストウッドの息子なんですって。
へぇ・へぇ・へぇ・・・。
こういうマイナーな作品を観て意外に面白かったりすると得した気分。
良いですねぇ。
別に映像に特化された作品でもないので本で読んでも楽しいかもね。
≪点数≫
7点
(13.09.12鑑賞)

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