2013-09-11 Wed

2012年制作 米
監督:ライアン・ジョンソン
≪キャッチコピー≫
『任務:未来から来る犯罪者を消せ 標的:30年後の自分』
≪ストーリー≫
未来からタイムマシンで送られてきた標的を消す、“ルーパー”と呼ばれる殺し屋のジョー。
ある日、ジョーのもとへ送られてきたのは、何と30年後の自分だった。
ジョーは、未来の自分の殺害をためらい逃がしてしまうが、その後未来の自分から、
やって来た理由を明かされ……。
≪感想≫
みんな大好きタイムパラドックス作品。
以前「ミッション:8ミニッツ」の記事でも書きましたが、この手の作品は2種類のパターンがあって。
まず1つ目。
過去を変えることで自分の生きていた現在の環境を変えるパターン。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の様な感じ。
そして2つ目。
過去を変えても自分が生きていた現在は変わらず、もう一つの世界が生まれるというパターン。
いわゆるパラレルワールドというやつ。
今作は1つ目の方ね。
ストーリーもちょっと「ターミネーター」的な。
ただし本作はそれを進化させた的な!!
めちゃくちゃ面白かったです!!
まず設定が良かったな。
従来のタイムトラベル的な設定。
それに加え未来の自分がやってくるという設定。
それに加えTKという超能力まで出てくる設定。
今の自分を傷つけると、目の前の未来の自分も傷つく。
今の自分が見たものは、未来の自分の記憶として脳に記憶される。
観ている僕らは
「じゃあこうすれば?」
「ああすれば??」
それこそ思考はループしてループして・・・。
それが楽しくって仕方がない訳で。
次にキャラクター力。
若かりしジョー(ヤングジョー)をジョセフ・ゴードン=レヴィットが。
未来のジョー(オールドジョー)をブルース・ウィリスが。
全然にてない二人が特殊メイクで違和感なく仕上げていて。
ヤングジョーを最初に観た瞬間、オールドジョーになっていく過程みたいなものが想像できて。
とにかく良い感じで観る事ができました。
そもそも超能力だとか、タイムマシーンとか非現実的なのに、
全然違和感なく観る事ができたのは、やっぱり作りが巧いんだろうなぁと。
もちろんツッコミ所はあったんですけど、それは設定ではなく行動とかへのことだったので。
ストーリーも意外に秀逸でした。
先に書いたループの連鎖をどう止めるのか。
ヤングジョーは未来を変えるためにどう行動するのか。
非現実的な設定だったので、着地が難しい所を上手に締めてくれました。
自信を持っておススメできる作品です。
余談ですが、本作の陰の主役シド。
そのシドを怪演した子役がうちの甥っ子そっくりで。
複雑だなぁ・・・。
≪点数≫
9点
(13.07.22鑑賞)

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