2013-09-09 Mon

2011年制作 香港/中
監督:ピーター・チャン
≪キャッチコピー≫
『挑むは、偽りの真実。』
≪ストーリー≫
平穏を絵に描いたような山奥の村で、指名手配中の凶悪犯が強盗殺人を犯し、
その場に居合わせた製紙職人リウと争った末に命を落とす事件が起きる。
凶悪犯を退治したリウを住民たちが英雄だと称賛する中、村を訪れた捜査官シュウは
精緻(せいち)を極めた現場検証や検死を開始。
その結果、リウが正当防衛を装って、故意に凶悪犯たちを殺害したのではないかという
疑念を抱くようになる。
研ぎ澄まされた推理力と直感、常人の域を超えた博覧強記ぶりを発揮し、
徐々に事件の核心に近づいていくシュウは、リウの驚くべき過去を知ってしまう。
≪感想≫
うーーーん。
ちょっと変な映画ー。
だけど見応え十分。
本作ではドニー・イェン、金城武の二人が登場。
金城武がミステリ部分を。
ドニー・イェンがアクション部分を。
それぞれがめちゃくちゃ見応えたっぷりに描かれていました。
金城武演じるシュウ。
彼は博識で真面目一辺倒の捜査官。
彼がリウの行動を思い返す所はまるで、ガイ・リッチーの「シャーロック・ホームズ」みたい。
これがまたカッコ良かったりするんですよね。
一つ目の見所ポイント。
ドニー・イェン演じるリウ。
彼は田舎村で暮らす誠実なお父さん。
しかしその過去には謎があるようで・・・。
そしてついに彼の本性が解き明かされたとき!!
ドニー・イェン力爆発!!
すさまじいアクションシーン。
ジャッキー・チェンやリー・リンチェイも真っ青のカンフーアクション。
そういえばドニー・イェンは以前観た
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱」
でもイカしたアクションを観せてくれていました。
本作のアクションを見てさらにファンになってしまいました。
二つ目の見所ポイント。
とまぁこの二人を軸に物語が進んでいく。
その他にもリウの父親とのアクションシーンも見応えがありましたし、
リウの妻を演じるタン・ウェイも素朴で綺麗な方でした。
全体的に良かったのですが・・・。
さて先に書いた変な映画の理由はと言うと。
なんだかストーリー、と言うか演出にちょっとザラつきを感じたんです。
アクションとミステリ。
それぞれが突出しているようでバランスが取れていないように思えて。
あと、ミステリの部分がちょっとよく分かりにくくって、頭の中が「???」でいっぱい。
それがなんか
「変な映画だなぁ・・・。」
に繋がったのです。
それでも高得点を叩きだした本作。
ちょっともう一回観てみたい。
癖になるようなスルメ作品かもね。
≪点数≫
8点
(13.07.21鑑賞)

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