2012-06-06 Wed

1996年制作 米
監督:ジョエル・コーエン
≪キャッチコピー≫
『人間はおかしくて、哀しい』
≪ストーリー≫
カー・ディーラーのランディガードは借金返済のために自分の妻ジーンを誘拐し、
会社のオーナーでもある義父から身代金をいただこうと考えた。
誘拐を実行するのは、妙な二人組、カールとグリムスラッド。
だがジーンを自宅から誘拐した二人は、隣町ブレイナードまで逃げたところで、
停車を命じた警官と目撃者を射殺してしまう。
ブレイナードの女性警察署長マージは事件を追ってミネアポリスに赴くが、
その間にも狂い始めた誘拐計画は次々と犠牲者を産んでいく……。
≪感想≫ ※ネタバレ注意!!
まず最初に「この物語は実話です」とのメッセージが出てくる。
この言葉で物語自体にリアリティを感じることができたんだけど、観た後にほんとは
フィクションだっつーことを聞いてがっかり・・・。
ちきしょーーーー!!
まぁそれはともかく、ストーリー進行の仕方は一定の人物を追っていくのではなく、
この事件自体を俯瞰で追っているため、出てくる人物それぞれが際立っていて凄く面白かったです。
この作品、人間の浅ましさ・あざとさ・どすぐろーい部分が克明に描かれている。
怖いですねぇ・・・。
女性警察官の最後の台詞「私達って幸せね」という言葉は事件を見てきたものにとっては
なんとも重い一言ですなぁ。
≪点数≫
8点
(08.04.15鑑賞)

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