2013-06-17 Mon

2009年制作 邦
監督:緒方 明
≪キャッチコピー≫
『な~んも考えずに生きてきた31歳子持ち女子 人生かけた再出発──きっかけは、お弁当!?』
≪ストーリー≫
下町の実家に出戻った永井小巻と娘のんちゃん。
小巻の就職活動はうまくいかず、生活も困窮してきた。
得意の弁当作りで新境地を開こうと決意した小巻は、店を持つことを目標に掲げ、
小料理屋に修行に行くことに。
そんなとき、小巻は好きだった同級生と再会し……。
≪感想≫
惜しいなー・・・。
良い話なんだけど、なんだか煮え切らない・・・。
なんでだろう。
気になった部分を。
まず小巻のキャラクターでしょうか。
序盤に小巻が酔っぱらうシーンがあるのですが何だか茶番っぽい。
クライマックスには夫と大喧嘩のシーン。
これまた茶番に見えてしまう。
なんでだろう・・・。
過度な演出のせいか?
演じている役者のせいか??
とにかくグッと観入る事ができなかったんです。
そんな事もあって途中で一気に冷めちゃったりしたんですよね。
過度の演出と言う点ではもう一点。
小巻の友人の保母さん。
あんな見た目のチャラい保母さんはいないぞ!!
もしいたら、そんなとこに子供は預けたくないですもん。
ちょっと愚痴愚痴書いてしまいましたが。
もちろん惜しいというからには好きな部分も多々あって。
むしろ好きと言いたい作品なんです。
まず出てくる料理がもれなく美味しそう!!
色々調べてみると、今作にはフードスタイリストというポジションの方がいて、
以前観た「南国料理人」の方と一緒だったようで。
どおりでね。
確かに「南国料理人」にでてくる食事も、めちゃくちゃ美味しそうでしたもん。
そして基本的にストーリーは前向きで観た後にほっこりさせられた良作。
こけながらも抗いもがく姿は見ていて応援したくなっちゃうんです。
演じる役者さん達も良い感じでしたよ。
旦那役の岡田義徳はこれでもかというクズ亭主、ダメ亭主を名演していました。
良い意味で、観ていてぶん殴りたくなりましたもん(笑)
同級生のカメラマンを演じた村上淳も味のあるキャラクターで好感持てました。
好きな部分も多々あるのに、やっぱり前述した気になった部分のせいでちょっと乗り切れない。
だからこそ惜しいなー・・・。
ちょっともったいない作品でした。
追記・・・今作、テイストが昼ドラっぽいなぁと思ったら、昼ドラでやっていたんですね。
やっぱりなー、それなら過度の演出の方が盛り上がるか。
なるほどなるほど。
≪点数≫
6点
(13.04.29鑑賞)

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