2013-05-09 Thu

2012年制作 台湾
監督:イーチェン・ヤン、ジム・ワン
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
ポニ―とミニ―は、一卵性双生児。
身長も体重も同じなら、学校の成績も、バスケットボールのポジションも同じ。
だから、周囲は、それぞれに人格があることを忘れてしまいがち…。
ポニーにひそかに心を寄せるピンですら、区別がつかないくらいだ。
ミニーの彼氏、ヨーグルト(双子の区別がつく)は、
ミニーが手に負えなくなると、ポニーの助言を求めにくる。
双子は神秘的だという周囲の考え方が理解できないポニー。
たまたま、見かけが似ているだけの二人の人間なのに・・・。
それにしても、どうして、ピンは二人を見分けられないのに、
ヨーグルトは見分けられるのだろう?
ある取り違えがきっかけとなり、自分を見失ってしまい、
複雑な個々の人生を歩み始める姉妹。
さらに、これまで隠し通されてきた秘密に二人は苦しめられることに…。
≪感想≫
台湾映画の初恋を描いた作品と言えば、以前観た傑作「藍色夏恋」。
あの作品に少し似ているのかなと思って鑑賞しましたが大違い。
「藍色夏恋」よりも、オシャレで女の子向けの作品といった所でしょうか。
ストーリーに無理がある部分もありましたが、大まかには筋の通った良い作品でした。
双子の高校生の女子が、アイデンティティに思い悩む。
外見では見分けがつかない自分たち。
だけど中身は違っていて、それぞれが独立した存在なのだと。
うーーん、これは一卵性の双子あるあるなのかもしれません。
ただ、双子にはきっとメリットの方が多いんじゃないかなぁ。
最後の最後に頼れるのは、やっぱり絆の強い、しかも尋常じゃない繋がりを持った姉妹。
言わば「もう一人の自分」。
ただ、それに気づくのはもう少し先のお話なのでしょうね。
こんな時期もきっと二人にとっては素敵な過去になるのでしょう。
羨ましいです・・・。
今作、キャスティングも良かったですね。
一人で二役を演じたペイジャ・ホアン。
そして双子の恋のお相手。
特にポニーの恋のお相手ピンは朴訥さ加減が絶妙で良い感じ。
「藍色夏恋」には及びませんでしたが、ほのぼのとさせてくれた良作でした。
★追記★
実は、今作は「沖縄国際映画祭」で観たんです。
初めての映画祭での鑑賞。
今年から映画がすべて無料で観られるという大盤振る舞い!!
今作はあまり有名ではないので、特に並ぶことなく良い席で観ることが出来ました。
そしてその時、舞台挨拶がありまして、主演のペイジャ・ホアンさんが登壇されていました。
これがもう・・・・尋常じゃない可愛らしさだったんです!!
映像で観るよりも2倍も3倍も可愛らしかったです。
華があるとはまさにこのこと。
それがあったので点数が2点UPです(笑)
≪点数≫
8点
(13.03.24鑑賞)

満足ならクリック!!
スポンサーサイト