2013-04-21 Sun

2009年制作 米
監督:デヴィッド・トゥーヒー
≪キャッチコピー≫
『容疑者6人 犯人2人』
≪ストーリー≫
世界でも有数のリゾート地ハワイで1組のカップルが殺され、ハネムーンでハワイを訪れていた
クリフとシドニーは、自分たちの周囲にいる人間に疑いの目を向ける。
軍隊にいた男や入れ墨をした男とその彼女たちが怪しいとにらむが、
クリフたちは犯人像をつかめず……。
≪感想≫
あら、意外に良い感じ。
今作、何が良かったかと言うとまず演出。
夫のクリフについて。
物語序盤は、しょっぱいヘタレ男をこれでもかと見せつける。
ただ驚愕の真実が明らかになった後・・・。
今までの様子が一変。
サイコな野郎へと様変わり。
いや、性格自体はあんまり変わっていないんです。
ただその見せ方というか映し方が秀逸で、そのこれまでのクリフの立ち位置のギャップを
上手に見せてくれたんですよね。
そこが巧いなぁと。
これは他の登場人物にも言える事。
それぞれが、序盤と終盤の立ち位置のギャップが上手に映し出されていたんです。
次の良い点として挙げられるのが映像のカット割りがカッコ良かったです。
クライマックスの3人ぐらいの登場人物のそれぞれの疾走シーン。
あそこの映し方はイケてましたねー。
正直、物語自体はそんなにノレなかったんですよね。
突き詰めると、辻褄も合っていないような気がしたし、どんでん返しのオチのパンチ力も
そこまで強くない。
ただそれを補う監督の演出力や撮影力。
どんでん返し作品に必要な伏線も結構大胆に置かれていて。
やりおるなぁと。
決して嫌いにはなれない作品でした。
≪点数≫
6点
(13.02.15鑑賞)

満足ならクリック!!
スポンサーサイト