2013-03-22 Fri

2010年制作 韓
監督:ナ・ホンジン
≪キャッチコピー≫
『この闇には、一縷の光さえ届かない――』
≪ストーリー≫
グナムは、中国延辺朝鮮族自治州でタクシー運転手としてまじめに働いている。
だが、妻を韓国に出稼ぎに出した際に作った借金はかさみ、頼みの綱の妻からの送金も
連絡さえもすでに途絶えてしまっていた。
そんなとき、彼は地元を牛耳る犬商人のミョンから借金清算の代償としてある条件を出されて……。
≪感想≫
以前観た「チェイサー」のナ・ホンジン監督作の韓国ノワール。
「見応え」と言う点では一級品!!
久しぶりにこんなに見応えのある作品を観たんじゃないでしょうか。
とにかく緊張感を維持しながら物語終盤まで持っていく。
「チェイサー」の時もそうだったのですがその観せ方が巧みなんですよね。
中国在住の男が、金のために殺人を請け負い韓国へ密入国。
そこで2転3転、警察や組織から追われることに。
そして自らも、自分を騙した相手への復讐を誓う・・・。
出てくる俳優さん達も凄く良いんです。
「チェイサー」では追う側と追われる側を演じていたハ・ジョンウ,キム・ユンソク。
今作ではそれが逆の立場になって、また違う魅力を発揮。
キム・ユンソク演じるグナム。
ご飯を食べるシーンがいくつか出てくるんですけど、文字通りむさぼり喰らう姿は「獣」感が漂う。
妙に印象深かったです。
そしてハ・ジョンウ演じるミョン。
これはもう・・・。
観てもらえれば分かるのですが無敵感がハンパない。
そしてそこにリアリティがあって凄いんです!!
ストーリーに関してですが、中盤から話が入り組んできて戸惑いましたが、まぁそこは許容範囲。
脳みそフル回転で最後まで観て、大きなうねりが収まった時。
いやぁーーー、映画を観たなぁって。
おススメです!!
≪点数≫
9点
(12.12.02鑑賞)

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