2013-03-05 Tue

2009年制作 邦
監督:大森 美香
≪キャッチコピー≫
『理由なんて、愛ひとつで十分だ。』
≪ストーリー≫
さよはタイ北部、チェンマイのゲストハウスで働く母を訪ねる。
4年前、祖母にさよを預けて旅立った母は小さなプールのある場所で、
オーナーの菊子や手伝いの市尾らと楽しそうに過ごしている。
そこにはタイ人の少年も同居しており……。
≪感想≫
ゆるテイストで一躍名を挙げた「かもめ食堂」「めがね」のスタッフが贈る新作。
フィンランド、与論島に続きまして今回の地域はタイ・チェンマイ。
さぁ今回はいったいどんな空気を味わえるんだろうと楽しみにして鑑賞・・・。
観終わって・・・ん?ピンとこないなぁ・・・と言うか面白くなーい。
まず設定について。
これタイの意味あるのか??
場所がタイっていうだけでやっていることは日本とさして変わらないし、
タイ人の少年も日本語喋っているし・・・。
タイにいる意味を見つける事が出来なくって。
まぁ映像は確かにタイの良い所を前面に映し出した感じでしたが。
次にストーリーについて。
「人は好きなことをやって生きていけばいいんです」的なメッセージがありましたが、
それは一人で生きるならいいのだけど、家族、一緒に生きていく人がいた場合、
きっとその行動は「無責任」になっちゃうような気がするんだよなぁ。
このお母さんの娘に対する愛情の形みたいなものがイマイチ共感できなくって。
あと、この作品のテイストがゆるくって多くを語らない作品でして。
それが仇となってピンとこない部分がたくさんたくさん。
うーーーん、いかんですねぇ・・・。
今作は「かもめ食堂」「めがね」があっての作品かな。
この2作品が成功したからこそ成立している感じ。
なんにも知らなくって鑑賞したら全然、意味が分からなかったかも。
鑑賞後に気付いたのですが、今作、上記2作品のスタッフが一緒と言うだけで監督は違うんですね!!
なるほど・・・。
あと、余談と言うかこれもイマイチピンときていないので分かりませんが、
今作のメッセージの中に「死生観」みたいなものも入っていたのかな??
それらしき部分も見え隠れしたもので。
うーん・・・どうなんでしょう・・・。
誰か教えてくださーい。
≪点数≫
3点
(12.09.30鑑賞)

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