2012-10-26 Fri

2007年制作 米
監督:トム・マッカーシー
≪キャッチコピー≫
『扉を閉ざしたニューヨーク──移民の青年との出会いと"ジャンベ"の響きが孤独な大学教授の心の扉を開く。』
≪ストーリー≫
妻を亡くし、気持ちに張りもなくつまらない毎日を過ごしていた大学の教授ウォルター。
学会発表のためニューヨークに訪れ別宅に帰ってみるとそこには知らない男女が住み着いていた。
彼らはシリアとセネガルから来た不法滞在者で詐欺にあってここに住んでいると言う。
ひょんなことから共同生活を始めた三人。ウォルターはシリア系移民のタレクから
民族楽器ジャンベを習うことになる。
ウォルターのつまらなかった日常に彩が付き始めた頃、タレクが警察に捕まってしまう・・・。
≪感想≫
友情、恋愛、音楽・・・人が活きるという事にはこれらが必要だと改めて思い知る。
見えない繋がりが何もなかった生活に彩(いろ)を付ける。
だからこそボーダレスでいたい。
9.11が起こってからはどんどん厳しくなっていく移民問題。
その背景には無数のしがらみや困難があるから無責任な事は言えないが、今作のそれは凄く
シンプルな訴えに聞こえた。
この作品には色々なテーマが詰まっている。
地味に見えがちだが確かな良作でした。
余談ですが職場にあるお方のジャンベがある。
あんなに良いリズムと音を持っているなんて知らなかったなぁ・・・。
いずれ叩いている音を聴かせてもらいたい。
≪点数≫
8点
(11.05.14鑑賞)
こちらはジャンベ。

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