2012-09-22 Sat

2008年制作 タイ
監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ
≪キャッチコピー≫
『この蹴りに世界がひれ伏す!!!!!!!!』
≪ストーリー≫
日本ヤクザの幹部・マサシは抗争相手であるタイマフィアのボスの女ジンと恋に落ちる。
マサシが日本に帰った後、マサシとの子を身籠っていたジンはマフィアの世界から足を洗い、
子供を一人で産み育てる決意をする。
生まれた女の子はゼンと名付けられるが、生まれながらに脳の発達障害を患っていた。
しかしその障害のせいでゼンは特別な力を持つ。
ゼンは“自分の目で見た体術を一瞬で習得できる能力”が備わっていたのだ。
近所のムエタイジムを眺めたり、カンフー映画を観て成長していったゼンは
知らず知らずの内にそれらの格闘技をマスターしていた。
そしてある日、ジンが大病を患い倒れてしまう。
高額な治療費をまかなう為、ジンがマフィア時代に貸していた借金の取り立てを始めるのだった・・・。
≪感想≫
これまた凄い作品に出会ってしまいました!!
見所は何と言ってもアクションシーン。
CGも使わずこれでもかと言うくらいのカッコイイ格闘シーンの数々。
香港映画にもあるエンドロールでのNGシーン集には思わず目を背けてしまうほどの惨劇が・・・。
命がけのスタントシーンはほんとにやばいです・・・。
以前、「燃えよドラゴン」のレビューを書いたときにカンフー映画の源は
ブルース・リー作品にあると書きましたが、しっかりとそれにリスペクトされたシーンも登場。
なおかつ、ジャッキー映画へのオマージュも取り入れ香港アクション映画の歴史を追っているよう。
そしてそれだけではなく、さらにまた新しいスパイスを加えてオリジナリティも確立している。
アクションと言えば香港でしたが、今作を観てタイのアクション映画の台頭を感じました。
ストーリーに関しては正直、ツッコミどころは無くもないんです・・・と言うか
たくさんあるんですが・・・。
そんなのを無視してもあまりある素晴らしさ。
傑作・・・いやいや大傑作の発見です。
アクション映画が好きな方は絶対に観るべき作品。
タイが生んだニュー・ヒロイン。
ジージャーさいこー!!
≪点数≫
10点
(10.11.20鑑賞)

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