2012-08-25 Sat

2001年制作 独
監督:カロリーヌ・リンク
≪キャッチコピー≫
『愛するもの、すべてがここにある。』
≪ストーリー≫
1938年4月、少女レギーナと母イエッテルはナチスの迫害を逃れるため、故郷のドイツを後にし、
先にケニアに渡っていた父ヴァルターのいるロンガイの農場へとやってきた。
ドイツでは弁護士をしていたヴァルターもここでは農場で働く一介の労働者。
予想を超える過酷な生活に、お嬢様育ちのイエッテルは耐えられず弱音を吐いてばかり。
一方ヴァルターは、欧州情勢の悪化に、残してきた父や妹の安否が不安でならない。
そんな2人を尻目に、レギーナは料理人のオウアやケニアの子どもたちとすぐに仲良くなり、
アフリカの大地でたくましく成長していく…。
≪感想≫
ドイツで幸せに暮らしていたユダヤ人家族がナチスの迫害を避けるために遠い異国ケニアへ
移住するというストーリー。
最近観た名作「ライフ・イズ・ビューティフル」もそうでしたが、ナチスのユダヤ人への迫害は想像を絶するもので。
急に異文化へ飛び込むことになった一家。
生き抜くためとはいえ急転直下の生活水準。
歪む夫婦間の思い・・・。
それでもやっぱり家族の繋がりは特別で。
少しずつ少しずつ順応していく父と母。
アフリカの広大な自然とたった一人の娘レギーナ、そして従者オウアの存在がこの作品の良さを
ぐぐいと引き上げてくれました。
戦争・ナチス・ユダヤ人・ケニアの人々・文化、色々な側面を観ることができた良作でした。
≪点数≫
8点
(10.04.29鑑賞)

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