2012-08-03 Fri

2005年制作 米
監督:ベネット・ミラー
≪キャッチコピー≫
『何よりも君の死を恐れ、誰よりも君の死を望む。』
≪ストーリー≫
ある日、カポーティは新聞記事に載っていた一家殺人事件に目を留める。
それを記事にしノンフィクション小説にしようと取材を続けていくカポーティ。
犯人と接していくうちに自分が育ってきた境遇と似ている犯人に奇妙な感情が生まれる。
犯人を助けたい気持ちもあるが、小説を売り出したいため死刑執行を望む気持ちのなかで揺れ動く心・・・。
≪感想≫
『ティファニーで朝食を』等を書いた人気小説家、トルーマン・カポーティが
新たなるジャンルの小説『冷血』を書き上げるまでを追った実話。
今作を観た後、少しカポーティの事を調べてみました。
両親の離婚により子供の頃は各地を転々とし、後に母親は自殺。
かなり壮絶な幼少時代を過ごされたようです。
晩年はアルコール中毒になり心臓発作で急死。
とても芸術的で繊細な方だったのかなぁ。
この『冷血』という作品を出した後は小説を出していないんですね。
むむむ・・・考えさせられます。
カポーティを演じたフィリップ・シーモア・ホフマンは今作でアカデミー主演男優賞を受賞されました。
なるほど、納得、納得。
それだけでも一度観る価値はありです。
≪点数≫
9点
(09.09.05鑑賞)

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