2012-07-27 Fri

2009年制作 邦
監督:大友 啓史
≪キャッチコピー≫
『こんな国に、誰がした。』
≪ストーリー≫
投資家から募ったファンドで徹底した合理主義を貫き、企業を買いたたいく
“ハゲタカ”の異名を取っていた鷲津政彦は、閉鎖的な日本のマーケットに絶望して
海外生活を送っていた。
そんな鷲津のもとへ盟友・芝野健夫が現われ、日本有数の大手自動車会社を
巨大ファンドによる買収の危機から救ってほしいと頼む。
≪感想≫
NHKで人気を博したドラマの映画版。
今回は老舗自動車メーカーの買収をめぐり中国系ファンドと鷲津率いるファンドが
戦うというストーリー。
企業買収や乗っ取り、さらには派遣切りまで現代の社会を反映させています。
実際に社会ではこういう事が起こっているんだけど何だか別世界に思えて・・・
けどやっぱりこれはリアル。
あまりにも巨額なお金が動くため、観ながらそのお金で生きたり生かされたりしている事を
想像していると何だか気持ち悪くなってしまいました・・・。
ものすごーく悪党も出てこないんだけど気持ちの良い人間も決して出てこない。
分かっちゃいるけど何だかやるせない。
そんな僕がそっちの舞台に立ったらきっと生き残れやしない。
いやぁー・・・頭をフル回転させながらの観賞となりました。
なにやら聞いたことあるような経済用語が盛りだくさん。
今作を観て日頃のニュースの理解度がかなり上がったかと思います。
TVドラマVer.は未見。
是非観てみたかったなぁ・・・再放送してくれないかなぁ・・・。
≪点数≫
8点
(09.06.07鑑賞)

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