2012-07-24 Tue

2002年制作 仏
監督:ジェラール・ジュニョ
≪キャッチコピー≫
『子供たちを救ったのは、さえないお肉屋のおじさんだった』
≪ストーリー≫
1942年、ナチス占領下におかれたフランス。
肉屋のバティニョールはある日ドイツ軍がユダヤ人一家を連行するのに知らず知らずに
自らも加担してしまった事を知る。
バティニョールはそのユダヤ人一家の住んでいた場所を手に入れたある日、
連行されていた家族の中の12歳の息子シモンが収容所より逃げ出してくる。
己の贖罪と固い意志のもとにバティニョールはシモンをスイスまで
逃がしてあげることにするのだが・・・。
≪感想≫
タイトルとパッケージだけ見ればのんびりほのぼの作品かなと思いきや、
これがまたなかなか濃い映画でした。
ユダヤ人迫害・・・その周りの人達は、ある意味自らの人間性を試されているような・・・。
助けるのか、はたまた奈落の底へ突き落とすのか・・・。
本作のバティニョールは前者を選び、情けないながらも心の根っこに強い芯を持って
シモン達を救います。
なんとも勇敢なハゲ親父!!
フランス人ならではの粋でいなせな行動にしびれあがりました。
あと、このバティニョールを演じた役者さんは、以前観た名作「コーラス」の先生。
なるほどなるほど、子供との交流を描かせたら天下一品ですな。
≪点数≫
8点
(09.05.02鑑賞)

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