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No.2175 『コンパートメントNo.6』
No2175 『コンパートメントNo6』
2021年制作 フィンランド/ロシア/エストニア/独
監督:ユホ・クオスマネン

≪キャッチコピー≫
『空回りするわたしを捨てて、
        列車に乗った――。』

≪ストーリー≫
モスクワに留学しているラウラは、世界最北端の駅へ向かう寝台列車の旅を恋人にドタキャンされてしまう。ひとりで列車に乗り込んだラウラが6号コンパートメントで乗り合わせたのは、粗野な炭鉱夫のリョーハだった。言葉の通じないふたりの旅が始まるが……

≪感想≫
ミニシアター系な本作。

フィンランドからロシアに留学してきた女性が、恋人に進められて観光に行くことに。
事情があって一人で旅行に行くことになったラウラ。
寝台列車に乗り込むも、同部屋の男は粗野なガキ大将的な男リョーハだった・・・。

初対面の二人。
お互いに印象も悪く仲良くなれっこなさそうな関係。
徐々に徐々に打ち解けていく二人。
2人の関係は恋なのか愛なのか友情なのかそれとも・・・。

とても気持ちの良い着地。
映し出される極寒の地での交流はとても寒々しく痛さすら感じるロケーション。
だけど最後に映るラウラの顔はとても幸せそうで。
観ているこっちもとても穏やかで温かい気持ちになって、
なんとも幸せな気分になる。
いやぁ、好きな着地でした。

全体的に、大きな事件が起こるわけでもない。
一人の女性の小旅行記。

リョーハのルック。
フランスの悪童K-1ファイター、シリル・アビディを彷彿とさせるルックは〇。
懐かしい。

あと本作の舞台はロシア。
ロシアという国についてもとても興味深かったし、そこに映る人間たちも興味深かった。

なんでしょう。
全体的なルックや世界観がとても特徴的。

そんなこんなで。
穏やかながらもロケーション、時代のおかげもあってとても印象深い作品に。
ちょっと一人で海外に旅行に行った時のことを思い出したり。
ちょっと寝台列車に乗って九州から関東に行った時のことを思い出したり。
懐かしき思い出。
「一期一会」な良作。

≪点数≫
  8点
                                           (23.07.02鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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