2023-02-17 Fri

2020年制作 韓
監督:ホン・ウォンチャン
≪キャッチコピー≫
『殺し合う理由。
そんなものは忘れた――』
≪ストーリー≫
引退を決めたすご腕の暗殺者インナム(ファン・ジョンミン)。最後の仕事として日本のヤクザ、コレエダ(豊原功補)を殺すが、彼の義兄弟である暗殺者レイ(イ・ジョンジェ)に追われることになる。レイはインナムと接点のある人間を次々と手にかけ、タイに暮らす彼の元恋人を殺した上に娘をさらう。娘の存在を初めて知ったインナムはタイに乗り込むが、レイも彼との直接対決に臨もうとする。
≪感想≫
韓国映画。
設定が面白かった。
凄腕の殺し屋インナムが、タイで長く会っていなかった恋人を殺される。
その恋人には娘がいて誘拐されている様子。
復讐するため、真相を突き止めるためにインナムはタイへ向かう。
そこにはインナムが日本で殺したヤクザの弟レイが復讐のために
タイに訪れていた。
一方でインナムの娘はタイの裏社会のブローカーに臓器売買の標的とされていて・・・。
インナムはブローカーを追い。
レイはインナムを追い。
そしてブローカーは商売を邪魔するインナム、レイと対峙することに。
三つ巴の戦い。
このワクワクする設定に最後まで楽しめました。
ただねぇ・・・。
全体的に面白かった設定と展開。
勢いがあって良かったんですが、よくよく考えるとそこまで深くないというか。
人身売買の闇やLGBTQの問題だったり、うっすら描かれているんですが
特に深く解決はしていない印象。
全てが記号的な描き方で特に刺さることがなかったような。
まぁまぁまぁ。
アクションが結構フレッシュ。
画作りの感じとか観たことない印象。
微妙にスローと早回しを巧みに使う演出は迫力あって楽しかったです。
バイオレンス描写もたっぷりでしたもんね。
主役のインナムの肉弾アクションも良かったんですがガンアクションも良かった。
あのしっかりととどめを刺す撃ち方とか、ちょっと「ジョン・ウィック」シリーズの
アクションを思い出したり。
ヴィランのレイも良かったですね。
ナイフアクションはちょっと「アジョシ」のあいつを思い出したり。
とにかくアクションに関しては十分に楽しめましたよ。
キャラクターも良かった。
あのヴィランであるレイのサイコっぷり。
有無を言わさず徹底的にインナムを追い詰めていく姿がいききっていて
気持ち良かったです。
そんなこんなで。
アクションやキャラクターは大満足。
韓国映画ならではのドロッと沈んだ雰囲気も良かった。
着地も物悲しいんですがこれはこれで良しとしよう。
≪点数≫
7点
(22.12.09鑑賞)

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