2022-12-06 Tue

2022年制作 米
監督:ジェームズ・キャメロン
≪キャッチコピー≫
『もうひとつの体。もうひとつの運命。』
≪ストーリー≫
22世紀。人類は惑星パンドラで、アバター・プロジェクトに着手する。それはパンドラに暮らす種族ナヴィと人間のDNAを組み合わせた肉体“アバター”を操作員の意識と同期させて操り、希少鉱物を採掘するというものだった。プロジェクトに参加した元兵士ジェイクは車椅子に頼る日々を送っていたが、アバターを操ることで肉体の自由を取り戻す。彼はパンドラでナヴィの族長の娘ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と恋に落ちるが、やがてプロジェクトがナヴィたちの脅威になることを知る。
≪感想≫
世界最高の興行収入歴代1位の本作。
実は観たことがなくって。
いつか観ないとなぁとは思いつつも本作は3Dや映像美の評判ばかり聞いていて。
もちろんお家のTVでは3Dなんて観ることができないし、我が家の小さな設備では
100%楽しむことはできないと思ってずっと観ていなかったんですよね。
それが今年、新作となる続編が13年ぶりに2週間限定で劇場公開されることになったので、
満を持して3Dリマスター吹替版満を公開初日に観てまいりました!!
さてさて。
圧倒的映像美。
3D映画は久しぶりに観ましたが、とりあえずめちゃくちゃ奇麗でした。
ファンタジックな世界観とクリーチャーたち。
美しさと迫力を見事に兼ね備えていた楽しいルックに大満足!!!!
これだけでも観れて良かったなぁと・・・。
ただねぇ・・・。
内容はむむむ。
不快な気分になりました。
本作のお話は地球人が惑星タイタンに降り立って私腹を肥やすために原住民を
追い出すっつー単純明快なお話。
既視感バリバリで、しかも、本作のキャラたちってめちゃくちゃ単純明快でね。
それだけにすっごい嫌な奴らばっかりだったりもするんですよね。
それが観ていてとっても嫌な気分になっちゃって。
なんでしょう・・・観ている僕らは人間側なので加害者的な存在。
しかも、この人間たちがステレオタイプの悪役だから。
救いようのないバカたちというか、問答無用の悪役っぷり。
ナヴィたちのルックも微妙な感じだったのもなんだかなぁ。
少し不気味な感じが強かったんですよね。
まぁまぁまぁ。
キャラの立ち方も微妙でしたね。
大好きミシェル・ロドリゲス姉さんの扱いもダメダメ。
カッコいいんだけど、最後の退場の仕方とかなんだかなぁ・・・。
あとねぇ・・・。
これが一番ダメダメだったんですが、お話の着地。
本作って武力で押さえつけることの愚かさをめちゃくちゃ描いているのに、また武力で対抗する。
そりゃあカッコいいことはカッコいいんですが、こんなに清算に憎たらしく暴力を描いているのに
そりゃあないぜって・・・。
ひたすら続く暴力の連鎖をどうやって止めるのかを掲げてほしかったなぁ・・・。
残念無念。
そんな感じで。
お話はてんでダメダメでしたが、映像は最高。
本当に劇場で観てよかった。
3D作品は久しぶりに観ましたが、とても良かったです。
さぁ、続編はどうなることやら。
この感じのお話の続きなら正直、不安しかないよ。
≪点数≫
7点
(22.09.23鑑賞)

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