2022-10-19 Wed

2021年制作 米/英
監督:ガイ・リッチー
≪キャッチコピー≫
『英雄(ヒーロー)か
悪党(ヒール)か』
≪ストーリー≫
現金輸送専門の警備会社フォルティコ・セキュリティ社でキャッシュトラック(現金輸送車)の警備員として雇われた“H”ことパトリック・ヒル(ジェイソン・ステイサム)。彼は選び抜かれた猛者たちの中では地味な存在だったが、強盗に襲われた際に驚異的な戦闘スキルを見せる。その後再び強盗に遭遇した際には、Hの顔を見た襲撃犯たちが金も奪わずに逃げだす。同僚たちが彼の素性をいぶかしむ中、大金が集まる機会を狙った強奪計画が進んでいた。
≪感想≫
大好きジェイソン・ステイサム主演。
これまた大好きガイ・リッチー監督作品。
この二人は「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」や「スナッチ」「リボルバー」でも
コンビを組んでいましたね。
さてさて。
もう少しライトで軽い作風かと思いきや。
以外にこってりとした男受けしそうな作品に仕上がっていました。
良かったところ。
まずは何といっても主演のジェイソン・ステイサム力大爆発!!
この無敵感が何とも言えなくカッコいい。
こいつに狙われたらもうおしまいって感じがね。
本作でもその無敵力は大爆発。
落ち着いた佇まいから淡々と仕事をこなしていく。
敵を少しづつ追い詰めていく流れは◎。
欲を言えばもっと彼の活躍を観たかった気もします。
それは後述。
お話も良かった。
時系列バラバラ演出で、うまくミステリ要素を盛り込んでいてね。
ここら辺はガイ・リッチー節でしたよ。
ここからはダメダメ。
本作はジェイソン・ステイサム主演に据えて描いているのに結構、
脇のキャラクター達にも焦点を当てていて。
もちろんそれはそれでいいんですが、ちょっと中途半端に感じたんですよね。
敵の強盗集団とかもっと掘り下げたらいい味出してくれそうだったのですが。
H(ジェイソン・ステイサム)が働くことになる現金輸送のガードマンたちもそう。
なんか、あっけなかったんですよねぇ。
本作って2時間ぐらいの上映時間だったんですが、めちゃくちゃ長く感じちゃったんです。
同じことをよく言えば丁寧に、悪く言えばしつこく描くもんだから、
ちょっと食傷気味になっちゃって。
Hと息子が襲われる件とか1回で良いよってね・・・。
もっとテンポよく描いてくれたら、キャラの掘り下げ時間にもさけたし、
ジェイソン・ステイサムの描く時間にもあてられたろうに・・・。
もったいないよねぇ。
ハードボイルド感がぷんぷんしていただけにとてももったいなく感じちゃいましたよ。
そんな感じで。
大好きな役者と監督の作品は堪能できたものの、やっぱりもっとできただろうって
思っちゃった。
調べてみると次回作もこのコンビで作品を作っているみたい。
そりゃ、観るけどさぁ・・・。
≪点数≫
6点
(22.08.07鑑賞)

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