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No.2057 『パーフェクト・ケア』
No2057 『パーフェクト・ケア』
2020年制作 米
監督:J・ブレイクソン

≪キャッチコピー≫
『あなたの資産、「死ぬまで」守ります――』

≪ストーリー≫
判断力の衰えた高齢者をサポートする法定後見人マーラ・グレイソン(ロザムンド・パイク)は裁判所からの信頼も厚いが、その正体は合法的に高齢者の資産を奪い取る悪徳後見人だった。彼女は新たな獲物として、資産家のジェニファー(ダイアン・ウィースト)に目を付ける。身寄りのない彼女なら難なくだませるはずだったが、その背後にはロシアンマフィア(ピーター・ディンクレイジ)の影が見え隠れしていた。

≪感想≫
おぉ・・・面白い!!
いやぁ、巧いなぁ。
もうねぇ・・・お話が抜群に面白い。

主人公は法定後見人のマーラ。
彼女は法の抜け穴を巧みについて高齢者の資産をむしり取る悪いやつ。
今日もせっせとターゲットを品定めしてある上玉の老女を対応していると・・・。

序盤はマーラの最悪っぷりを見せつけてくる。
これがまた、すっごい狡猾で嫌な感じ。
どうにか、こいつに制裁を!!なんて思っていると、なにやらマーラの周りが不穏な空気に。

マーラがターゲットにした老女はなんとロシアンマフィアのボスの母親でした・・・。
主役級のマーラがまためちゃくちゃ嫌な奴で最悪なだけに、どこかでマフィア側を
応援したくなる気持ちに。
どうにかして彼女の鼻っ柱を折ってくれやしないかと・・・。
そんな僕の気持ちをあざ笑うかの如く彼女はどんな困難やピンチも切り抜けていき
恐れることなく反撃を企てていく・・・。
いやぁ・・・腹が立つ!!!
だけどこいつは凄いやつだと頭が下がるのも事実・・・。
そんな時には、そもそもの彼女の行動を思い出してみる。
法律の穴をかいくぐって弱い者から搾取する・・・。
うん、やっぱりこいつは制裁を受けるべきだ!!!!ってね。

やっぱり勧善懲悪的な作品が好きな僕としては
最後のあの着地は、少しだけ胸がすいた感覚。
スカッとはしなかったんですが、少しだけね。

キャストが良かったなぁ。
主演のマーラを演じたのは「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイク。
キャラクターとルックがめちゃくちゃマッチしていて最高でした。
負けん気が強くって、どんな場面に立たされても引かない。
あの「顔」が素晴らしくってね。
マーラのパートナーであるフラン。
彼女もまた良かった。
演じたのはエイザ・ゴンザレスというお方。
初めて見たかな。
この二人が自らの信念の基にロシアン・マフィアに立ち向かっていく姿は
信じられないとあきれながらもワクワクするというかね。
ヴィランであるロシアンマフィアを演じたピーター・ディンクレイジも大好き。
マーラのターゲットである老女、ジェニファーも良かったな。
演じたダイアン・ウィーストの「顔」がまた素晴らしかった。
あのただものじゃない感がね。

そんな感じで。
とても満足いく作品。
とても勇敢で頭脳的な女性。
行く方向さえ間違えていなければとても応援したくなるし、ついていきたくなる人材。
ただ、方向が・・・。
とても胸糞悪くって仲良くなりたくない近づきたくない人間。
いやぁ・・・凄い。

お話がとても楽しかった良作でしたとさ。

≪点数≫
  8点
                                           (22.08.04鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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