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No.2049 『茜色に焼かれる』
No2049 『茜色に焼かれる』
2021年制作 邦
監督:石井 裕也

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
田中良子(尾野真千子)は生きづらい世の中で逆風にさらされながらも、13歳になる息子・純平(和田庵)の前では胸に抱えた哀しみや怒りを見せずに気丈に振る舞っていた。一方の純平も、屈辱的な出来事に耐えながら母を気遣っている。二人はもがき苦しみながらも、あるものだけは手放そうとしなかった。

≪感想≫
いやぁ~・・・めちゃくちゃくらってしまいました。
久しぶりに・・・いや初めてかも。
冒頭数十分で観るのを止めそうになるぐらい辛かったです。
ひたすら続く不条理の連続。
きっとこんな状況に今もどこかで誰かが立ち向かっているんだろうなぁって。
全然、希望の光も見えてこない。
解決策も見つからない。
最初っから最後まで浮上することのできない心。
やだやだ・・・。

良かったところ。
演者がとても素晴らしかった。
息子の純平を演じた和田 庵くん。
良子の仕事仲間のケイちゃんを演じた片山 友希さん。
僕的には彼女がMVPかな。
風俗店の店長を演じた永瀬 正敏さんはめちゃくちゃシブかったし。
主演の良子を演じた尾野 真千子さんも素晴らしかったなぁ。

あとは嫌な奴らの顔も素晴らしかったなぁ。
観たことない俳優さんばかりでしたが、それぞれが良い意味で
憎たらしい「顔」をしていたんですよね。

とにかく俳優さんたちはもれなく素晴らしかったです。

さて、ここからは悪いところ。

世界観、テイストがまったく合わなかった。
本作がたちが悪いのが、少しだけ柔らかく暖かな
印象も受けるんですよね。

もっといききってダークでブラックなトーンでいけば
良かったのになぁと。
もちろんそれはそれで、めちゃくちゃくらってしまって
二度と観るか!!なんてことになるんでしょうが、
本作の場合はちょっとだけ暖かい印象を受けるもんだから
ちょっと薄っぺらく感じたというか。

なんか、ただただ嫌な気持になって終わっちゃったというか。

この物語、脚本を書いた人の精神状況を知りたいな。
めちゃくちゃ落ちているんじゃないでしょうか。

主人公の良子は1歩進んで50歩下がるみたいな。
また1歩進んで50歩下がるみたいな。

最後も前向きな着地に見えるんですが、よくよく考えると
オープニングより環境は悪くなっているんですよね。
心は強くなっているようにも見えるんですが、もともと、
ハートは強い家族だったし、ただただ不幸が連鎖して
試練を与えられ続けているという印象。
だから、観ているこっちもとてもどんよりしちゃって。

本作で出てくる、いわゆる嫌な人たち・・・。
例えばバイト先の店長。
例えば加害者の弁護士。
例えば純平をいじめていた学校のあいつら。
例えば陽一のバンド仲間のあいつ。
例えばケイちゃんの同棲相手のあいつ。
例えばケイちゃんの父親。
こいつらが何事もなくのうのうと生きていくのを考えると腹が立って腹が立て。
本作で出てくる嫌な奴らのあの愛想笑いというか、その場の空気から逃げるように
発せられる薄ら笑いがまた気持ち悪くて腹立たしくて。
制裁を受けたのは良子を無下に扱った同級生のあいつのみ。
これでは納得できねぇよ・・・。

ひたすらもがく。
もがくというか生きる。
だからこそ彼女たちには幸せになってほしいし、希望の光を見せてほしかった。

どん底の人生。
底が見えないとはこのこと。
ひたすら続く抑圧はどこまで続くのか。
彼女たちは何のために生きるのか。

そんなこんなで。
素晴らしい役者陣。
反射的に泣かされる部分もあったお話。
ただねぇ・・・。
やっぱりどちらかというと嫌いよりかな。
嫌いというか、腑に落ちないというか、ただただ嫌なものを
観てしまった後味。
ひたすら彼女たちの幸せを切に願う。

≪点数≫
  1点
                                           (22.07.11鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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