2022-09-05 Mon

2020年制作 邦
監督:井筒 和幸
≪キャッチコピー≫
『正義を語るな、無頼を生きろ。』
≪ストーリー≫
酒に溺れる父を家から追い出し、日雇いで食いつないでいた井藤正治(中山晨輝)は、1960年に安保闘争のデモに向かう学生をカツアゲして鑑別所に送られたのを機に、社会のあぶれ者として生きていた。東京オリンピックに日本中が沸く1964年、ヤクザと揉めて指を切り落とした正治は自分も極道となることを決意。1971年に網走刑務所から出所すると、虎の異名を持つ川野組組長(小木茂光)と親子の盃を交わして自分の組を構え、次々と抗争を繰り広げ武闘派として名をとどろかせる。
≪感想≫
ヤクザ映画。
監督は「黄金を抱いて翔べ」「パッチギ!」の井筒 和幸監督。
男くさい作品を撮っている印象。
ヤクザ映画と言えば。
「アウトレイジ」シリーズや「孤狼の血」シリーズがありますね。
どちらも好きな作品です。
ただ、本作に関しては前2作に比べ派手さは無かったような。
さて本作について。
一人の男の生き様を淡々と描いているというか。
・・・うーん、そうでもないかな。
ヤクザが社会とどう生きているか淡々と描いているというか。
・・・うーん、そうでもないかな。
本作はとにかく出演者の「顔」が良かった。
主人公の正治演じる松本利夫。
姐さんを演じる柳ゆり菜。
正治の兄ちゃんの中村達也。
他にも正治の脇を固める名前も分からない俳優さんたち。
みんな素晴らしかったなぁ・・・。
実在感があるというか。
一昔前のヤクザってこんな感じだったんだろうなぁって。
正直、お話については引きが弱かったようにも感じましたが、
この演者達の「顔」と演出のおかげで最後まで飽きることなく、
なんなら、最後はちょっと余韻が残る印象を抱きましたよ。
感想はこのぐらいかな。
そんなこんなで。
なんだか嫌いになれない作品。
ジャンル自体が嫌いじゃないのかな。
地味目ながらもとても印象深い作品。
少しだけ「アイリッシュマン」を思い出しました。
≪点数≫
6点
(22.06.18鑑賞)

満足ならクリック!!
スポンサーサイト