2022-09-01 Thu

2021年制作 米
監督:ロド・サヤゲス
≪キャッチコピー≫
『この盲目の老人が大切にしているモノ、それは“少女”』
≪ストーリー≫
盲目の老人の家に盗みに入った若者たちが返り討ちに遭った惨劇から8年。老人(スティーヴン・ラング)はある少女の面倒を見ており、二人だけでひっそりと暮らしていた。ある日、家に謎の武装集団が押し入り、少女を連れ去ろうとする。危機が迫った彼女をめぐって、老人は自らの超人的な戦闘能力を駆使して敵と死闘を繰り広げる。
≪感想≫
続編もの。
前作は強盗団が入ったお家の主が実は盲目退役軍人で最強の変態じじいだったっつーお話。
一か所を除いて大好きな作品。
レビューを読み返したのですが、同じように一つだけよろしくなかった部分について
書いていて。
ただ、僕的にはその部分じゃないんだよなぁ。
このじじいがやっていた事に衝撃を受けたんですよねぇ・・・。
さてさて本作はというと。
良かったところ。
カメラワークや演出がとても良かったです。
序盤の、フェニックスが強盗集団とおっかけっこをするシーン。
一つのシチュエーションでカメラワークを駆使しながら、かくれんぼをする。
ちょっとドリフの「8時だよ、全員集合!!」的な感じで観ていて
とてもハラハラドキドキで楽しかったんですよね。
本作は全体的に緊張感を持続させる演出でとても良かったです。
バイオレンス描写たっぷり。
グロ描写たっぷり。
ここら辺はとても容赦なくって、嫌っていうほど見せてもらいました(苦笑)
最初、強盗の鼻と口を接着剤で止めて息をできなくさせる残酷描写とか
凄かったなぁ。
ここからはダメダメ。
どうせならもっと盲目じじいの無敵感を味わいたかった。
前作は、盲目という設定を活かした演出や流れで初めて観た感じだと
すっごいフレッシュで緊張感がたっぷりあったのですが、
今回は2作目ということもあってフレッシュさがなかったんです。
その分、いききった無敵感があっても良かったのになと。
ちょっと残念。
全体的に観たかった続編とは違った印象。
前作があまりにも良かったからなぁ。
じじいの無敵感が出たシーンとして良かったのがクライマックスあたりの
水面の波紋で人数を感知して銃でやっつけるシーンは◎でした。
そんなこんなで。
ちょっとだけ不満よりな作品。
インパクトもそこまで残せていないかな。
お話の着地に関しても想定内。
ただ、あの終わり方・・・。
これは続編もあるのか・・・。
むむむ・・・もう、いいや。
≪点数≫
6点
(22.06.17鑑賞)

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