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No.2038 『あのこは貴族』
No2038 『あのこは貴族』
2020年制作 邦
監督:岨手 由貴子

≪キャッチコピー≫
『同じ空の下、私たちは違う階層(セカイ)を生きている――。』

≪ストーリー≫
都会に生まれ、結婚こそが幸せという価値観を抱く20代後半の榛原華子(門脇麦)は、結婚を意識していた恋人に振られてしまう。名門女子校時代の同級生たちの結婚や出産を知って焦る彼女は相手探しに奔走し、良家出身で容姿端麗な弁護士・青木との結婚が決まる。一方の時岡美紀(水原希子)は富山から上京して慶應大学に進むものの中退、働いていてもやりがいを感じられず、恋人もおらず、東京で暮らす理由を見いだせずにいた。全く異なる生き方をしていた2人の人生が、思わぬ形で交わっていく。

≪感想≫
お嬢様育ちの女性と田舎から来た女性。
東京という日本のど真ん中に住む人たち。
そこには階層が間違いなくあって、その階層の中で生きている。
それぞれの階層の人たちはなかなか交わることはない。
良いところもあれば悪いところもある。

ある人は結婚こそが幸せと感じ、婿探しに奔走。
良家に嫁いだ後も跡継ぎを迫られ息苦しい生活を送る。
もしかしたらお金持ちに嫁いだその子は傍から見たら羨ましいのかもしれない。
何不自由なく見えるその暮らしは、その子にとっては乾いた生活で
なんの楽しみもないように映っていてね。
むむむ・・・。
ちょっとだけ以前観た「Swallow/スワロウ」を思い出したり。

何でしょう・・・。
全体的に淡々と押しつけがましくなくそこにある真実を
映し出してくるというか。
声高に問題定義をしているのではなく、受け手の僕らがしっかりと
咀嚼して何が問題かを浮かび上がらせる。
巧みですねぇ・・・。

それぞれの階層が交わるとき・・・。

ふと思ったのが、その階層の中から一歩踏み出した人たちが
新たなる感情を覚え、成長し、人生がさらに彩り始めるんだろうなぁと。
例えば本作に登場するバイオリニストの逸子は早々にその階層から飛び立ったからこその
自立と自由があったし、主人公の華子だって、最後はそういう事ですもんね。
それまであたりまえに過ごしていたその階層の自由と窮屈さ。
当たり前に過ごすことの寂しさが彼女を羽ばたかせる。
最期の華子の表情にはグッときましたねぇ。

ただこれは階層云々ではなくって、誰に対してもあてはまることだったり。
意外と普遍のテーマだったりするんですよね。
それこそ男性の僕にも言えることだったりね。

とにもかくにも。
女性への応援賛歌であり、地方出身者への応援賛歌であり
貴族出身者の応援賛歌。
なんなら観ている僕への応援賛歌だったりもしてね。
派手さもなく穏やかな素敵な作品。
枠から外れることで生まれる想いもある。
自由や生きがいを手に入れるためのもがき。
皆に幸あれ!!

そうそう。
本作は原作小説があるんですね。
読んでみようかな。

≪点数≫
  8点
                                           (22.05.22鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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