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No.2037 『返校 言葉が消えた日』
No2037 『返校 言葉が消えた日』
2019年制作 台湾
監督:ジョン・スー

≪キャッチコピー≫
『自由が罪と教えられた時代。
     あなたなら、どう生きましたか?』

≪ストーリー≫
台湾にある翠華高校。放課後の教室で眠ってしまった女子高生のファン・レイシン(ワン・ジン)が目を覚ますと、校内に人の気配は無く、いつもと違った異様な雰囲気に満ちていた。自分が参加している読書会のメンバーでひそかに思いを寄せる男子学生ウェイ・ジョンティン(ツォン・ジンファ)を見つけた彼女は、外へ出ることのできない校舎から抜け出そうとするが、廊下の先の扉の向こうに広がる悪夢のような光景を目にする。

≪感想≫
台湾ホラー映画。
人気ホラーゲームを映画化したんだって。

なるほど、ホラーっぽくもありましたが、ミステリ要素も
たっぷり含まれた良作でした。
それでいて青春群青劇でもあったり、恋愛要素も含まれていたり。
巧みですね。

さてさて。
章立てで進んでいくストーリー。
徐々に明かされていく真実。
最後は切なくもカタルシス爆発な展開。
良くできた作品。

誰もが持っている恋の嫉妬や妬みが時代によっては
とんでもない結末を迎えてしまう。

そこに出てくる人たちは誰も悪くないんです。
主人公のファンはもちろん、時代の犠牲者であり、社会の犠牲者でもあるわけで。
抑圧、弾圧されている人たち。
その中で抗いながら夢見る若者たち。

それらの物語をホラーテイストたっぷりで描き出す。
本当によくできた作品。

ラストのオチは切なさたっぷりで涙腺が緩む。

むむむ・・・。
それでも、とにかく生き続けるしかないんですよねぇ。
どんより・・・。

とにもかくにも。
ドラマとしてもホラーとしてもミステリとしてもとても見応えのある作品。
台湾の歴史も知ることができたしね。
満足満足。
しっかし、基となるゲームはどういう作品なんだろう・・・。
気になるなぁ・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (22.05.20鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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