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No.2036 『英雄の証明』
No2036 『英雄の証明』
2021年制作 イラン/仏
監督:アスガー・ファルハディ

≪キャッチコピー≫
『英雄か、詐欺師(ペテン)か』

≪ストーリー≫
イランのシラーズで暮らすラヒムは、借金の罪で収監されているが、借金さえ返済すればすぐに自由の身になれる状況だった。ある日、彼の婚約者が金貨17枚を拾い、借金は帳消しになるはずだったが、ラヒムは罪悪感から落とし主に金貨を返すことを決意する。そのことがメディアで取り上げられ、ラヒムは英雄に祭り上げられるが、SNSで広まったあるうわさによって状況は急変する。

≪感想≫
イラン映画。
監督は以前観た「セールスマン」を撮ったアスガー・ファルファディ監督。
他にも色々、評判の良い作品を撮っている印象。
巨匠と言ってもいいキャリアの監督。

さてさて。
いやぁ~・・・すげぇなぁ。

あるあるな行動が一人の男の人生を狂わせていく。
なんでしょう、僕でもこの行動やっちゃうよなぁの数々。
悪いことなんだけど、このぐらいのことはあるでしょう。

小さな嘘がとんでもない結果を招いていく。
奇跡的に悪い方向にはまっていく感じ。
確かに、主人公のラヒムはダメダメな男なんです。
自らの保身に走って突発的にダメな行動に出てします。
ただ、このダメな行動は結構、許容範囲で・・・。
もちろん誠実に生きていくことは必要で、悪さはしないことに
越したことはないんですが、ここら辺は、やっぱり普通の人間なら
少しだけ羽目を外すというか、道を外れるというか。

そこら辺の倫理観みたいなもののラインをちょっと考えさせられる感じ。
脚本の妙なのかな。
ずしりと考えさせられる。

あと、本作ってSNSの恐怖についても示していました。
ある人はSNSを使って名誉を回復しようとする。
ある人はSNSを使って評判を下げようとする。
それに踊らされる視聴者たち。
本質はどこにあるのかしっかりと情報を精査しながら飲み込んでいかなきゃなぁと反省・・・。

それらのことを抑えた演出で、日常に潜ませながら淡々と描き出す。
ちょっとケン・ローチ監督作品を思い出したりしました。
実際にどこかで起こりえるであろう感じがどんよりと。
もやもやもやもや。

タイトルも素晴らしいな。
「英雄の証明」
まさしく、自らが英雄であるという証明をさがすお話でしたもんね。

とにもかくにも。
観終わった後も色々と考えさせられる作品。
複雑そうな人間の生態と複雑なお話をめちゃくちゃ分かりやすく描いている本作。
凄いなぁ・・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (22.05.15鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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