2022-08-12 Fri

2022年制作 米
監督:サム・ライミ
≪キャッチコピー≫
『禁断の世界<マルチバース>が、開かれる。』
≪ストーリー≫
ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、禁断の呪文によって時空をゆがませ、マルチバースの扉を開いてしまう。世界を元通りにするため、彼はスカーレット・ウィッチことワンダ(エリザベス・オルセン)に助けを求めるが、時すでに遅く、恐るべき脅威が人類に迫っていた。そしてその脅威こそがドクター・ストレンジと同じ姿をしたもう一人の自分だった。
≪感想≫※ネタバレあり
MCUシリーズ最新作。
今回は「ドクター・ストレンジ」の続編。
タイトルにある通りマルチバースがテーマ。
前作の「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」やドラマシリーズの「ロキ」あたりから
マルチバースの波が止まらない。
もうねぇ・・・正直、サプライズが止まらないわけですよ。
めちゃくちゃ嬉しい反面、ちょっとこれを許してしまうと
何でもありになって、正直、追い続けるのが難しくなってくるんじゃないかと
不安になっているのも事実・・・。
どっちが良いのかなぁ・・・。
嬉しいんだけど、ちょっとこれぐらいで止めてほしいなぁと思ったり・・・。
まぁまぁまぁ。
そんなこんなで本作について。
また新たなる面白さを広げてきたMCUに脱帽・・・。
本作はマルチバースがテーマでもあるので色んな世界のストレンジが登場。
予告編でも観た色んな世界のストレンジ。
まさか、こういう登場の仕方だったなんて・・・。
千手観音的なストレンジは敵だと思っていたのになぁ(苦笑)
しっかりと色分けしていたキャラクター。
おざなりは一つもなく丁寧に描かれていましたよ。
ワンダは相変わらず切ない役回り。
本作ではまさかヴィラン側に回るとは・・・。
彼女には早く幸せになってほしいです・・・。
本作ではマルチバースならではの登場人物たち。
その最たるものと言えばイルミナティなる集団。
メンバーはファンタスティック・フォーのゴム人間のリード・リチャーズ。
インヒューマンズのブラックボルト。
ストレンジの兄弟子であるモルド。
女性版キャプテン・アメリカ。
モニカ・ランボー版キャプテン・マーベルもいました。
そして、僕的サプライズがこの方。
X-MENシリーズのプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア。
彼らが登場してからはひたすらテンションがアガりっぱなし。
これからどんな活躍をしてくれるんだろうってワクワクドキドキ。
ただ、それもつかの間、彼らはあっさり退場してしまいます。
・・・どよぉ~ん。
けど、これはこれで良かったのかな。
おまけ的なサプライズで終わらせて、正式な物語には関わらせないこの感じ。
今後のことを考えるとあまり広げすぎるのもねぇとも思ったり。
その代わりと言っちゃあなんですが、本作から登場のニューキャラクター、アメリカ・チャベス。
彼女がめちゃくちゃ魅力的で。
本作は、ストレンジとワンダのダブル主演かと思いきやこのアメリカ・チャベスの
成長譚でもあったんですよね。
彼女に関しては今後も活躍してくれそう。
楽しみが止まりません。
演出等々について。
本作の監督はサム・ライミ監督。
「スパイダーマン」シリーズの監督ではあるんですが、基本はホラー畑の
方なのかな。
本作は結構ホラーテイスト強めでこれぞサム・ライミ印!!
ゾンビやお化け的な演出も多かったしホラー演出で驚かすシーンも
たくさんあったし。
見応えが抜群でしたよ。
アクションも素晴らしかったなぁ・・・。
あの楽譜と音符を使った魔法バトルはフレッシュ。
音楽までもアクションに取り入れるなんてすげぇよ。
最高でしたよ。
クライマックスの千手観音的なゾンビストレンジのバトルも視覚的に◎。
スカーレット・ウィッチの無敵感も半端なくって◎。
あのイルミナティの方々を一人一人をぶっ倒していくシーンは圧巻。
チャールズの仕留め方なんてゲッソリ。
これもサム・ライミっぽいよねぇ・・・。
とにかく全体的に素晴らしかった作品。
MCUシリーズなんだけど、一つの作品としての完成度もとても
高かった印象。
そんなこんなで。
様々なキャラクター。
目まぐるしい展開。
最後の最後まで目が離せないお話。
ゴチャゴチャしそうなのにしっかりと作品としてまとめ上げる監督の手腕。
いやぁ~素晴らしい。
堪能いたしました!!!!
しっかし、MCUは本当にネタバレなしで観ることが必須。
今後はどうなっていくのか。
まだまだ続くであろうMCU。
長生きしなくちゃ!!!!!!
≪点数≫
9点
(22.05.04鑑賞)

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