2022-08-04 Thu

2021年制作 米
監督:リーズル・トミー
≪キャッチコピー≫
『この歌声は、世界の心をふるわせる。』
≪ストーリー≫
子供のころから圧倒的な歌唱力で天才と称され、ショービズ界の華として喝采を浴びるアレサ・フランクリン(ジェニファー・ハドソン)。しかし輝かしい活躍の裏では、尊敬する父(フォレスト・ウィテカー)や愛する夫(マーロン・ウェイアンズ)の束縛や裏切りに苦しんでいた。ぎりぎりまで追い詰められた彼女は、全てを捨て自分の力で生きていこうと決断する。やがてアレサの心の叫びを込めた歌声は世界を熱狂させ、彼女自身も自らへの“リスペクト”を取り戻す。
≪感想≫
ソウルの女王と呼ばれたアネサ・フランクリンの自伝的作品。
近年、この手の作品が増えている印象。
「ボヘミアン・ラプソディ」とか。
「ジュディ 虹の彼方に」とか。
さてさて。
なんとも波乱万丈な人生。
黒人として。
女性として。
色々と抑圧されてきた時代を生き抜いたアネサ・フランクリン。
心が何度も折れても、それでも歌うことを止めなかった。
様々な想いが歌声に乗って解放されていく。
それは聴いている人たちの心を震わせて、その人たちの抱えているものも
介抱していく。
やっぱり「歌」の力って凄いなぁって。
特に本作の場合、その歌詞も物語とリンクさせていて、これがまたグッとくる。
そんなこんなで。
実在の人物の伝記的作品。
音楽の素晴らしさはもちろんのこと、その時代に生きた一人の女性としての
生き様をしっかりと堪能できたってな感じ。
本作にはマーティン・ルーサー・キング牧師も登場していましたね。
彼女とこのような関りがあったんですね。
なんとも興味深い。
そうそう。
本末転倒かもしれませんが、エンドロールで本人の映像が映し出されその歌声を
聞いたとき、さらに鳥肌が立っちゃったなぁ・・・。
もちろん、本編でのジェニファー・ハドソンの歌声も素晴らしかったんですが、
やっぱり本物の「声」は圧倒的でした。
≪点数≫
8点
(22.05.01鑑賞)

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