2022-05-13 Fri

2021年制作 米
監督:リン=マヌエル・ミランダ
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
1990年、アメリカ・ニューヨーク。30歳を目前にしたジョナサン(アンドリュー・ガーフィールド)はダイナーでウェイターとして働きながら、ミュージカル作曲家になることを夢見ていた。ロックミュージカルの楽曲に何年も取り組んできたが、恋人のスーザン(アレクサンドラ・シップ)は新たな夢のためにニューヨークを離れることを願い、ほかの仲間たちも夢を諦めようとしていた。
≪感想≫
NETFLIXオリジナル映画。
人気ミュージカル「レント」の生みの親、ジョナサン・ラーソンの
自伝的作品。
このジョナサン・ラーソンという方は、「レント」が公演される
前日に大動脈解離で亡くなったみたい。
ちょっと伝説的なお方なのかな。
そんなジョナサン・ラーソンがまだその才能に苦悩している
時期を描いた本作。
さてさて。
まず、本作を観てめちゃくちゃ思ったのがこれは劇場で観たかった。
とんでもなく素敵な作品だったんですが、きっとこの作品は
静かな環境、音楽を十二分に堪能できる環境で観たらさらに没入して
良かったんだろうなぁって。
最近は、コロナの影響もあるのか、配信だけの作品も多くって。
もちろん、身近で手軽に観やすくなったのも良いことなんですが、
やっぱり映画館で観てこその作品ってあるよねぇ。
もったいないない。
キャストについて。
アンドリュー・ガーフィールド力大爆発。
主人公のジョナサン・ラーソンを演じていたんですが、
これまたすっごい似合っていたというか。
キャラクターとルック、歌声が見事にマッチしていましたよ。
かれのあのあどけないフェイスが良かったんだよなぁ。
音楽映画、ミュージカル映画はやっぱりグッとくる。
歌詞がしっかりと物語とリンクしていて、そこに素敵な音楽が重なる。
否応なく心は乗せられる。
楽しくなったり、グッときたり。
寂しくなったり、応援したくなったり。
様々な音楽、歌に乗って観客の心に訴えかける。
いやぁ・・・良いですねぇ・・・。
夢を諦める、諦めないの分岐点的な年齢と心情を
どう生きていくかを描いた作品。
夢やら恋やら友情やら。
様々な大事なことが一気にのしかかってくるお年頃。
それらを素敵な音楽にのせて見事に魅せてくれた。
そして本作は多様性についても訴えかけていましたね。
色んな人種もいたし、ゲイの親友やエイズの問題。
その時代、社会の生きにくさも描かれていました。
とにもかくにも。
ミュージカル映画としてとても素晴らしい作品。
前向きに生きる。
前向きに生きる人の背中を押してくれる作品。
いろいろあるけど、諦めずに頑張っていこっと。
そうそう。
俄然、「レント」という作品を観たくなってきた。
まだ、どこかでやっているのかな。
それともいずれまたどこかでやることになるのかな。
調べてみると「RENT/レント」は映画化しているみたい。
観てみようかな。
ただやっぱりチャンスがあれば舞台を観たいなぁ・・・。
≪点数≫
9点
(22.02.06鑑賞)

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