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No.1991 『モスル~あるSWAT部隊の戦い~』
No1991 『モスル~あるSWAT部隊の戦い~』
2019年制作 米
監督:マシュー・マイケル・カーナハン

≪キャッチコピー≫
『その戦いは彼らにのみ許された――。』

≪ストーリー≫
イラク第2の都市、モスル。21歳の新人警察官カーワ(アダム・ベッサ)は、イスラム過激派組織ISに襲われたところをジャーセム少佐(スハイル・ダバック)が率いるSWAT部隊に救われる。彼らは十数名の元警察官で編成された特殊部隊で、本部からの命令を聞かずに独自の行動を展開していた。カーワがISに身内を殺されたと聞いたジャーセム少佐は、彼を隊員として迎え入れる。激しい戦闘を重ねながら部隊はISの要塞に乗り込むが、部隊にはカーワの知らない任務があった。

≪感想≫※ネタバレあり
イラクで起こっている紛争を描いた本作。

イラク人だけで形成されたSWAT部隊。
リーダーをはじめ10数名の隊員たちは命がけで戦場を突き進むが・・・。

まず、本作に出てくる俳優さんたちが全然見た事ない方ばっかりで。
例えばこれが見た事ある俳優さんだったら、何となくこの人は
主役級だなぁとか、この人を中心に進んでいくんだなぁとか、
もっと言うと、こいつは絶対に死なないんだろうなぁって
先読みしてしまいがちですが、本作はそれが無くって。
戦場の生々しさ、持続する緊張感も相まって、いつ誰がどうなるのか
わからない状況にひたすらヒリヒリ。
そんでもって、あの終盤のリーダーの展開には口あんぐり。
そりゃあないぜ・・・。

そしてそして。
ラストに明かされる彼らの目的。
紛争における地元の人間たちの置かれている状況に
これまた、ぐぬぬと悲しくなる。
何だかなぁ・・・。

主役級となるルーキーのカーワ。
こいつの「顔」がまた素晴らしくって。
序盤は右も左もわからない小僧だったのが、ラストシーンの
あの表情。
いっぱしの戦士となり下手すりゃリーダーの顔になっていて。
紛争に飲み込まれた男の「顔」。
よくよく考えるととても不幸な事なんだけど、この地では
その「顔」、覚悟が必要になっているんですよねぇ・・・。

本作って実話を基に作られた作品で。
実際に海の向こうでは本作と似たようなことが起こっているし、
恐らく今後も続いていくのでしょうね。

そんな感じで。
とにかく緊張感が半端ない作品。
序盤から特に説明もなく戦場に放り込まれた感覚に。
ひたすら続く緊張感。
先が読めない展開に握りこぶしをギュッ。
真っ暗闇で静かな劇場で観ることでその緊張感が倍増。
堪能いたしました。

≪点数≫
  8点
                                           (22.01.22鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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