2022-03-21 Mon

2020年制作 英/米
監督:マシュー・ヴォーン
≪キャッチコピー≫
『始まりも、超過激』
≪ストーリー≫
イギリス、ドイツ、ロシアといった大国間の陰謀が渦を巻き、第1次世界大戦勃発の危機が迫ろうとしていた。そんな中、コンラッド(ハリス・ディキンソン)は父親のオックスフォード公(レイフ・ファインズ)に連れられ、高級紳士服テーラーを表向きの顔にしたスパイ組織キングスマンの一員として迎えられる。世界に迫る危機を回避しようと動き出す二人だが、その前に怪僧ラスプーチン(リス・エヴァンス)が立ちはだかる。
≪感想≫
大好きマシュー・ボーン監督の人気シリーズ「キングスマン」の
最新作。
待ちに待った新作。
コロナのせいで公開が先延ばしになっていて。
おかげで予告編を死ぬほど観せられたなぁ・・・。
さてさて。
あれ?あれあれ??
なんだかテイストが変わってる!?
もっとエンタメチックでおバカ脳内カラッポ作風だったんじゃなかったっけ。
本作はどちらかというとリアル寄りの重々反戦映画に仕上がっておりました。
演出について。
これでもかっていうほどの小刻みなピンチの連続。
クライマックスの崖登りシーンとか、観ていて辛かったです。
もっと優しくしてやれよってちょっとイラっときたり。
良くも悪くも気が休まりませんでした(苦笑)
もう少し緩急しっかりとつけて欲しかったなと。
アクションが素晴らしかった。
中盤のラスプーチンとのアクションバトルシーンは見応えたっぷり。
サイコチックなラスプーチン。
バトルに関してもサイコっぽくて最高。
ここのアクションシーンだけでも観て良かったなぁと。
お話について。
まさかこんなにシリアスな展開になるとは・・・。
中盤で息子のコンラッドが退場。
全然、想像だにしなかった展開にめちゃくちゃショック大。
しばらくぼーっとしてしまいました。
少しだけ怒りを覚えたり。
それまでコンラッドがめちゃくちゃ活躍していたシーンは、
以前観た「1917」を思い出したり。
時代も同じですもんね。
キャラについては、メイドのポリーがカッコよくって素敵でした。
もちろんオックスフォード親子のカッコ良さも捨て難い。
敵でいうとラスプーチンのサイコチックも良かった。
ただね・・・。
ふと思うんですが、これまでの2作品のキャラクターとの繋がりが
特に描かれていなかったような気がします。
サプライズ的にそこら辺も描かれていたら嬉しかったなと。
とにもかくにも。
本作は歴史の影でキングスマンや悪の組織が暗躍していた世界観。
この感じだと、続編も作られるだろうし、その時はヒットラーの
お話になりそう。
楽しみなんだけど、個人的には前作までの頭カラッポエンタメ寄りの
作品に戻って欲しいかも。
いずれにせよ楽しみに待っております。
歴史のお勉強になるかもね。
≪点数≫
7点
(21.12.31鑑賞)

満足ならクリック!!
スポンサーサイト