2022-03-18 Fri

2021年制作 邦
監督:劇団 ひとり
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
昭和40年代の浅草。大学を中退後、たけし(柳楽優弥)は「ストリップとお笑いの殿堂」と言われる浅草フランス座に転がり込み、「幻の浅草芸人」と呼ばれていた深見千三郎(大泉洋)に弟子入りする。東八郎や萩本欽一など、お茶の間を席巻していた大人気芸人を育てた深見の下で、たけしは大成することを目指し笑いの修行に勤しんでいた。しかしテレビが普及するにつれ、演芸場の客入りは減る一方だった。
≪感想≫
Netflixオリジナル映画。
お笑いの神様と言っても過言ではないビートたけし。
そのビートたけしの自伝的小説をこれまたお笑い芸人の劇団ひとりが映画化。
たけしが浅草フランス座というストリップ小屋で師匠となる塩見千三郎と
出会い、弟子となりそこから旅立って行くまでのお話。
これって純度何%なんでしょうね。
とても清く美しく素敵な物語に仕上がっていて。
いやぁ、泣けた・・・。
何点か泣けるシーンがあって。
1点目はたけしが師匠にフランス座を辞めると伝えたシーン。
2点目は千春が演芸館でのツービートの漫才を見ているシーン。
3点目はたけしと師匠が捕鯨船でどっかんどっかんそこにいた客たちを笑わせているシーン。
グッときたなぁ・・・。
なんでしょう。
やっぱり思い出ってとっても美しいんですよね。
先に書きましたが、きっと本当の部分を描いちゃうと、そこには憎しみだったり悲しみだったり
嫉妬だったりとちょっと人間の泥臭さというか生々しさがふんだんに盛り込まれていないと
いけないんでしょうが、恐らく監督はそこをあえて取っ払っていて大衆向けに
仕上げていて。
それがとても刺さって、スカッと観やすく仕上げていたんです。
そこはとても好印象でした。
ここはムムム。
たけしの現在パートのルックが違和感ありすぎて。
調べてみるとこれも柳楽裕也さんが演じていて。
特殊メイクなんでしょうが、ちょっと見た目が不気味に見えたんですよね。
これは、僕がずっと子供の頃からビートたけしを観てきているから
違和感を感じてしまったんでしょうね。
まぁ瑣末な事か。
これまた調べてみると、ビートたけし本人に依頼をしたらしいけど、やっぱり
断られたみたい。
そんなこんなで。
お笑いBIG3と言われるビートたけしの歴史を紐解く良作。
たけしに惚れている劇団ひとり監督だからこそ描けた優しい良作。
めちゃくちゃ素晴らしかったです。
しっかしビートたけしの師匠である塩見千三郎という方はどういう方だったんだろう。
俄然興味が湧いてきましたよ。
≪点数≫
8点
(21.12.30鑑賞)

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