2022-03-04 Fri

2021年制作 英
監督:エドガー・ライト
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
ファッションデザイナー志望のエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)は、ロンドンのソーホーにあるデザイン専門学校に入学するが、寮生活に向かず一人暮らしをすることに。新しいアパートで暮らし始めた彼女は、1960年代のソーホーにいる夢を見る。エロイーズは夢の中で、歌手を夢見るサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)と出会い、肉体的にも感覚的にも彼女と次第にシンクロしていく。
≪感想≫
ホラー的でサスペンス的な作品。
一人の夢見る少女が、ロンドンにて悪夢にうなされるっつーお話。
ここが良かった。
二人の主人公が魅力的。
僕的MVPはもちろんアニャ・テイラー・ジョイ。
Netflixのドラマ「クイーン・ギャンビット」で虜になった私。
本作ではなかなか厳しい仕打ちを受ける役どころでしたが、とても魅力的でした。
特に、ステージで「ダウンタウン」という曲を歌うシーンは素敵でしたよ。
音楽の使い方や、楽曲そのものが素敵だった。
ルックも完璧。
視覚的な演出には大満足でしたよ。
主人公であるエロイーズが夢の中でサンディと入れ替わりながら
映し出される映像は幻想的でまさに夢の中っつー感じで良かったです。
お話についても途中まではしっくりきませんでしたが、
最後のオチが発覚してからのパズルがはまっていく感じは
とても良かったです。
ここがムムム。
ハッピーエンドチックに着地したのは良いんだけど、本当に
これで良かったのか??
例えば、エロイーズが中盤でクラスメイトのジョカスタをハサミで
殺そうとするんです。
その後始末は全くないまま終わっちゃったのはもやっと。
もちろんジョカスタは嫌なヤツで、ざまぁ的な気持ちもなくは
ないのですが、やっぱり彼女とは最後は仲良く、もしくは
反省させて欲しかったなぁと。
例えば、終盤で犯人と思っていた爺さんがまさかの人違い。
それなのにあの仕打ちは酷すぎる。
さすがにあれはないよ・・・。
ミスリードのためだけに、キャラを悲惨な目に合わせるのはなぁ・・・。
いや、待てよ。
実はあの爺さんも悪い男衆の一人だったりしたのかな・・・。
いやいや、それはないか。
そんな感じで。
監督は「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-」
「ベイビー・ドライバー」等々のエドガー・ライト。
何気に楽しい作品ばかりの印象。
本作はホラーテイストのサスペンス作品。
新境地といったところか。
音楽の使い方は相変わらず巧みだったなぁ・・・。
次回作も期待。
≪点数≫
6点
(21.12.19鑑賞)

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