2022-03-02 Wed

2021年制作 邦
監督:松居 大悟
≪キャッチコピー≫
『忘れてやる
思い出にするくらいなら――』
≪ストーリー≫
高校時代に帰宅部だった6人の仲間たちが、友人の結婚披露宴で余興をするため5年ぶりに再会。久々に出会ったアラサー男たちは、披露宴と2次会の間の中途半端な時間を持て余しながら、青春時代の思い出話に花を咲かせる。彼らは今までと変わらず、これからもこの関係は続いていくのだろうと思っていたが、ある出来事が起きる。
≪感想≫※大きなネタバレあり。
青春ファンタジー邦画。
完全に前情報なしで鑑賞。
サイトでのストーリーですでに案内されているのですが、
主人公の吉尾は5年前に亡くなっていて、それを忘れるための
仲間たちのお話的な。
僕、この重大なことを知らなかったんですよね。
なので、その何となく不思議なやり取りにもやもやとしていて。
気づいた瞬間は
「なるほどねぇ・・・」
と。
お話についてはコメディタッチでエモーショナルな感じ。
先に苦言で申し訳ないんですが、僕的にこのコメディの部分がそこまで
笑えなかったりしたんですよね。
自分の青春時代と照らし合わせたりして、楽しめれば良かったんですが、
何となくそこまでノリきれなくって。
確かに、自分もこんな時代があったり、こんな仲間たちがいたりもしたよなぁと
思ったりもしたのですが、ちょっとだけ彼らのバランスが悪く感じたと言うか。
なんでしょう。
面白おかしいはずなのになんだかノリきれないこの感じ。
キャスティングはめちゃくちゃ素晴らしかったんですが、
設定がザラッとしたのかなぁ・・・。
残念無念。
良かったところ。
本当にキャストが素晴らしかった。
僕的MVPは「街の上で」「あの頃。」の若葉竜也さん。
本音を言うと顔がめちゃくちゃカッコ良いかというとそうでもなかったりするのですが、
とても魅力的な役者さん。
彼が出ているだけで点数がアップしそうな佇まい。
本作でも最高の佇まいでした。
あと「佐々木、イン、マイマイン」「空白」にも出演していたの藤原季節さんも良かったなぁ・・・。
この二人は今後が楽しみな俳優さんたちです。
あとは何と言っても!!
MVPよりもさらに最上級の佇まい。
前田敦子氏!!!!!!
もうねぇ。
彼女に関しては何も言う事なくって。
「もらとりあむタマ子」や「町田くんの世界」でも最高のキャラクターを
演じてくれた前田のあっちゃん。
本作でも、ちょっとその匂いのある強目のキャラクターを
見事に演じてくれていましたよ。
いやはや本当にすっげぇや。
そんなこんなで。
キャストは素晴らしかったんですが、その他の部分が少しだけ
ノリきれなかった印象。
そうそう。
監督は松井大吾というお方。
以前観た「私たちのハァハァ」の監督さん。
なるほどねぇ・・・。
あれも青春映画だったな。
好きな作品です。
ミニシアター系の本作。
この手の作品が頑張ってくれると日本の映画産業の未来も明るいぞ!!
≪点数≫
6点
(21.12.12鑑賞)

満足ならクリック!!
スポンサーサイト