2022-02-11 Fri

2020年制作 米
監督:アニーシュ・チャガンティ
≪キャッチコピー≫
『母の愛からは逃れられない』
≪ストーリー≫
生まれつきの病気で車椅子生活を送る17歳のクロエ(キーラ・アレン)は、大学への進学を望んでおり、自立しようと頑張っていた。そんな中、自身の体調や食事を細やかに気遣い、進学の夢を後押しする母親ダイアン(サラ・ポールソン)が差し出す薬が危険なものであることを知り、彼女は母に不信感を抱く。クロエは過剰なまでに自分を管理するダイアンから逃れようとするが、その先には想像を絶する試練と、思いも寄らぬ事実が待ち受けていた。
≪感想≫
以前観た「search サーチ」のアニーシュ・チャガンティ監督最新作。
前作はあまり観たことのない作りでフレッシュでとても楽しめた印象。
さぁ、次はどのような作品に仕上がっているのでしょうか。
さてさて。
なるほど、やっぱり見せ方が巧い。
序盤から母親の狂気な感じが漂っていて。
毒親感が半端ない空気感は見ていて不気味すぎてね。
何より、この母親を演じたサラ・ポールソンのルックが素晴らしくって。
何であんなに毒親感、サイコ感が出ているんだろうと考えたんですが、
メイクのせいもあるんじゃないかなと。
特にあの眉毛。
太濃ゆいあの眉毛にサイコ感がたっぷり出ていました。
序盤の演出で怖かったのが、クロエがPCを操作していて
その奥の薄暗い部屋で母親の姿がぼんやり映し出された瞬間。
「こ・こ・こ・こえぇ〜・・・。」
中盤の一つの真実が浮きあっがた瞬間。
想像だにしていなかった展開に思わずぞぞっ・・・。
このシーン、インパクトが本作の肝で、僕的には
見事にハマりました。
それはともかく、あの郵便屋さんはかわいそすぎたな。
冷静でとても良いやつだっただけにとても残念。
むむむ・・・。
着地について。
クライマックスの病院でのあの着地。
ちょっとだけ無理があったかなぁ。
いくら何でも、拳銃で撃たれるくだりは、ちょっと強引すぎたのかなと。
もう少し切れ味の鋭い決着のつけ方が良かったなぁ・・・。
例えば、クロエがダイアンをどうにかしてやっつける的なね。
まぁまぁまぁ。
ラストシーンはちょっとだけスカッとしたな。
これまでの母親からの仕打ちに復讐を匂わす終わり方。
ニヤリとしてとても気持ち良かったです。
とにもかくにも。
アイディア一発勝負な本作。
僕的にはとても驚かされたし大好き。
前作の「search サーチ」にも驚かされたので、今後も楽しみな監督さん。
追い続けていきます!!
≪点数≫
7点
(21.11.22鑑賞)

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