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No.1963 『KCIA 南山の部長たち』
No1963 『KCIA 南山の部長たち』
2020年制作 韓
監督:ウ・ミンホ

≪キャッチコピー≫
『男はその日なぜ
大統領を暗殺したのか。』

≪ストーリー≫
1979年10月26日、韓国。大統領直属の諜報(ちょうほう)機関である中央情報部(KCIA)の部長を務めるキム・ギュピョン(イ・ビョンホン)が、敬服していたはずの大統領(イ・ソンミン)を射殺する。事件の40日前、アメリカに亡命したKCIAの元部長パク・ヨンガク(クァク・ドウォン)が下院議会聴聞会で韓国大統領の横暴を告発していた。キムは、かつての友人でもあるヨンガクに大統領の命で接触し、事態収拾を図るが、その再会が彼の人生を大きく狂わせていく。

≪感想≫
韓国映画。

史実に基づいたお話。
時は1979年。
当時の大統領であるパク・チョンヒが大統領直属の諜報機関KCIAのキム部長に
暗殺される。
そこに至るまでのお話。

いやはや、どこまでが本当かわかりませんが、大統領が殺されたっつーことは
本当なわけで。
大統領が暗殺・・・。
物騒なお話ですねぇ・・・。

さてさて。
本作の主役であるキム部長。
彼がお国のために、いやもっというとパク大統領のために辛酸を舐めながら
活動を続けていて。
大統領のためなら友をも殺す。
大統領、ひいては国家に心を奪われた男の生き様。
彼がだんだんと大統領から心を離れていく様は本当に苦くって。
というか、このパク大統領という男。
なんとまぁ憎々しい。
特にあの表情!!
すっごい嫌な感じ・・・。
パク大統領はキム部長を近づけては遠ざけての繰り返し。
命のやり取りなのでシリアスなんだけどちょっとした恋愛映画を観ているみたい。

お話については政治劇で何となくスパイ要素も詰まっていて。
この手の話は結構飲み込みづらかったりもするので、途中まで追っかけるのに
少しだけ苦労したのですが、中盤、終盤にかけて整理されてきたらどんどん
のめり込むことができましたよ。

そうそう。
ちょっとだけ先日観た「工作 黒金星 (ブラック・ヴィーナス) と呼ばれた男」を
思い出しました。
同じぐらいの時代なんじゃないかなぁ。
本作に出演されていたイ・ソンミンも出てたよな。
ここでも良い「顔」してたよなぁ・

そんなこんなで。
骨太歴史ドラマ。
男くさい渋めの作品なんだけど、そこはやっぱり
韓国映画という事で独特の空気感が。
ちょっとこう、泥臭さというか良い意味での田舎臭さが残っている感じ。
堪能いたしました!!

しっかし、韓国という国は本当に興味深い。
これまでも、大統領が逮捕されたり暗殺されたりと色々ときな臭い状勢が
続いたりしていて。
闇が深いというか・・・。

≪点数≫
  7点
                                           (21.11.21鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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